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- 応仁の乱
- 価格:990円(税込)
3月14日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書 ノンフィクション第1位は気鋭の研究者が“地味すぎる大乱”を解説した『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』が獲得した。
第2位は佐藤愛子さんの新刊『それでもこの世は悪くなかった』。第3位は脳科学者・中野信子さんが最新脳科学で解説する『サイコパス』となった。
4位以下で注目は10位にランクインした『韓国人による北韓論』。韓国人の著者からみた北朝鮮観が語られる。2月14日に起こった金正男暗殺事件を受け緊急追記され、3月2日に発売された。これまでにも『韓国人による恥韓論』『韓国人による沈韓論』(いずれも扶桑社刊)など韓国人である著者だからこそ知りえる韓国と北朝鮮の裏側と民族性が仔細に綴られている。今後も朴槿恵元大統領の罷免影響など、緊張の増す韓国・北朝鮮の最新情勢の分析が待たれる。
■新書 ノンフィクションランキング
1位『応仁の乱 戦国時代を生んだ大乱』呉座勇一[著](中央公論新社)
室町後期、諸大名が東西両軍に分かれ、京都市街を主戦場として戦った応仁の乱(一四六七~七七)。細川勝元、山名宗全という時の実力者の対立に、将軍後継問題や管領家畠山・斯波両氏の家督争いが絡んで起きたとされる。戦国乱世の序曲とも評されるが、高い知名度とは対照的に、実態は十分知られていない。いかなる原因で勃発し、どう終結に至ったか。なぜあれほど長期化したのか――。日本史上屈指の大乱を読み解く意欲作。(中央公論新社ウェブサイトより)
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- それでもこの世は悪くなかった
- 価格:935円(税込)
2位『それでもこの世は悪くなかった』佐藤愛子[著](文藝春秋)
人から見たら悲劇かもしれない人生。しかし、正々堂々、力いっぱい生きた私はいま、満足だ――こんな佐藤愛子は、どうしてできた? ワガママ盛りの6歳で聞いた乳母の言葉は、思えば初めての人生の教訓だった。以来、父・佐藤紅緑、母、先輩や友の影響を受けて出来上がったのは、「他人から理解されないばかりでなく、自分でも何かわけのわからない、ヘンな佐藤愛子」。そして二度の結婚に失敗、夫の借金に巻き込まれ、それでも人は幸福に生きられる!93歳、初の語り下ろし人生論。(文藝春秋ウェブサイトより)
3位『サイコパス』中野信子[著](文藝春秋)
平気でウソをつくけど、罪悪感ゼロ。時には自分が被害者のように振る舞う。他人を利用することに長け、人の痛みなどまったく感じない。あなたの周りに、こんな人はいませんか? もともとサイコパスとは、連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念。精神医学では明確なカテゴリーに分類されておらず、誤ったイメージやぼんやりとした印象が広まっていました。ところが近年、脳科学の劇的な進歩により、状況は変わってきました。そんなサイコパスの正体を解き明かす話題の書(文春オンラインより抜粋)
4位『テレビじゃ言えない』ビートたけし[著](小学館)
5位『言ってはいけない 残酷すぎる真実』橘玲[著](新潮社)
6位『雑談力 ストーリーで人を楽しませる』百田尚樹[著](PHP研究所)
7位『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』ケント・ギルバート[著](講談社)
8位『キャスターという仕事』国谷裕子[著](岩波書店)
9位『日本の武器で滅びる中華人民共和国』兵頭二十八[著](講談社)
10位『韓国人による北韓論』シンシアリー[著](扶桑社)
■新書 ノベルスランキング
1位『双星の陰陽師 ―士牙繭闢―』田中創[著]助野嘉昭[原作](集英社)
2位『十津川警部 雪とタンチョウと釧網本線』西村京太郎[著](集英社)
3位『青の祓魔師 スパイ・ゲーム』矢島綾[著]加藤和恵[原作・イラスト](集英社)
4位『裏切りの中央本線』西村京太郎[著](KADOKAWA)
5位『札沼線の愛と死 新十津川町を行く』西村京太郎[著](実業之日本社)
6位『狐の婿取り イケメン稲荷、はじめて子育て』松幸かほ[著](笠倉出版社)
7位『わが愛する土佐くろしお鉄道』西村京太郎[著](中央公論新社)
8位『僕のヒーローアカデミア(2) 雄英白書』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)
9位『BLEACH WE DO knot ALWAYS LOVE YOU』松原真琴[著]久保帯人[原作・画](集英社)
10位『ハイキュー!! ショーセツバン!!(7)』古舘春一[原作]星希代子[著](集英社)
〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 3月14日トーハン調べ〉
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