公園で出会った傷だらけのネコを保護したら…「猫エイズ」に感染した保護猫が飼い主に見せたグッとくる表情

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家族の愛で、猫はここまで変わるのか――。「猫エイズ」

保護猫と暮らす飼い主さんのエッセイにくわえ、出会った頃と現在の写真を並べて収録した『みんなしあわせ! 保護猫ビフォーアフター』(猫びより編集部・編)が話題だ。猫を家族に迎え入れた飼い主さんたちの48のストーリーには、用水路で鳴いているところを救出したり、酷暑の中ごはんをねだる姿を見かねて家に迎えたり、保護するまでのさまざまな経緯が紹介されている。

公園で出会った傷だらけの猫を放っておけずに保護した飼い主さんは、発症すれば100%近い致死率になるのキャリアだったことが後にわかったという。だからこそ「保護を決断して本当によかった」と語る飼い主さんに、保護猫が見せるようになったグッとくる表情とは――。

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■公園で出会った傷だらけの猫を保護して3年半後の姿にグッとくる


シロ(オス)2歳→6歳

[気になる公園猫]
 シロは仕事で通りかかることの多かった公園で出会い、「うわ、なんて貧相な猫なんだ」と強烈な印象を残した猫でした。この公園で捨てられたらしく、近所の方から「シロ」と呼ばれ、ごはんをもらって命を繋いていましたが、いつも強い猫たちにやられてばかりで、傷だらけでした。その後、わざわざ仕事がなくても毎日会いに行くようになり、一日に数度通うようになり、シロなしの人生が考えられなくなる頃には、出会って5ヶ月が過ぎていました。シロを気にかけてくれていた近所の方々と相談して捕獲し、うちに連れて帰りました。一緒に暮らしはじめて3年半。だんだん時間をかけて、我が家でくつろぐ様子を見せてくれるようになりました。保護後、猫エイズキャリアだったことがわかり、保護を決断して本当によかったです。(埼玉県 高橋美香)

■家族の喜びとなった猫の笑顔


ぼんちゃん(オス)5歳→7歳

[ハッピースマイル]
20年ともに暮らした猫を喪ったあと気持ちの整理がつかず、他の猫を迎えることができずにいましたが、自分の年齢を考えて猫を迎えるなら早くしないと思い、里親募集サイトを見るようになりました。ぼんやり眺めていたところ、目に入ったのがぼんちゃんの笑顔! お外暮らしで怪我をして保護された子とは思えないハッピーなオーラを写真から感じました。会いに行ってみると、ソプラノボイスで「きゃーん」と鳴いて、むっちりボディをドスンっと人間にあずけてくる無邪気さに、自然と頬がゆるむどころか大爆笑ですっかり心奪われました。ぼんちゃんは感情豊かでとってもおしゃべり。病院から帰ってきたときはひとしきり文句を言うのですが、最後は「ふぅ~、すっきりした。寝よ」と根に持たないいいやつです。ぼんちゃんが安心して健やかに暮らせることが、私たち家族の喜びです。(東京都 Bonchan_111)

辰巳出版
2024年2月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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