『老後をやめる』小林弘幸著
［レビュアー］ 産経新聞社
老後は健康やお金、孤独など必要以上に不安が高まる。それをなくすには「老後をやめるしかない」と、医師で自律神経研究などで知られる著者は提言する。
ここでいう老後とは「定年後の隠居生活」のこと。仕事をしなくてもイキイキ、ワクワク過ごすためのノウハウを医学的見地も交えながら説く。例えば、一日のスタートダッシュを決めるための「朝の７つの習慣」や寝る前に行う心のリセット術「３行日記」だ。
「やりたいことが見つかる１０８のリスト」も示している。難易度別の行動リストを眺めるだけでも動き出したくなるはず。（朝日新聞出版・９２４円）
-
2024年3月10日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
