今田耕司が芸人たちに差し入れた「大人のDVD」には裏のエピソードが…矢部太郎の新作漫画イベントで明らかに

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漫画を披露する矢部太郎さんと大爆笑の今田耕司さん

大河ドラマ「光る君へ」に主人公・まひろの従者、乙丸役で出演中の芸人・矢部太郎さん。漫画家としても活躍する矢部さんには、第22回手塚治虫文化賞・短編賞受賞作の『大家さんと僕』をはじめとした人気作が多数あり、3月27日に3年ぶりのコミックエッセイ『プレゼントでできている』が刊行された。

同日、『プレゼントで~』の刊行を記念して報道陣を前に行われたのが、先輩芸人の今田耕司さんとのトークイベントだ。何でも同作を描くきっかけが、今田さんからの「プレゼント」それも大量に差し入れられた“大人のDVD”だったそうで――。

終始笑いに包まれたイベントの模様をお届けしよう。

***


矢部太郎さんの新刊『プレゼントでできている』(新潮社)

■今田耕司からの“大人のDVD”差し入れには裏エピソードが…


矢部:今回は色々な方々から頂いたプレゼントをテーマに漫画を描こうと思ったんですけれど、そのきっかけが今田さんから頂いたプレゼントで、それをある番組で漫画に描いたことだったんです。

今田:そんなこともあったねぇ。「人生が変わる1分間の深いい話」(日本テレビ系)で書いてくれたんだよね。

矢部:漫画のタイトルは「今田さんと僕」でした。僕たちカラテカ(矢部さんのコンビ)は10年間、今田さんの番組で前説をしていたんです。

今田:「あいのり」(フジテレビ系)ね。

矢部:第1回からずっと、前説をやらせて頂いていました。今田さんはいつも、ご飯を食べさせてくれて、クリスマスイブに3人で食事をさせてもらったこともありました。この時、生まれて初めて白子を食べました。

今田:あったなぁ! 麻布十番のフグ屋さんちゃうか?

矢部:そうです、覚えてらしたんですね! 他にこんなこともありました。ある先輩から、「大人のDVDあげるよ」と言われ、「えっ、こんなにたくさん!どうしたんですか?」と驚くと、「今田さんからもらったんだよ」と先輩。

また、ある劇場に行くと、「ご自由にどうぞ。今田さんより」という貼り紙で大人のDVDの大量の差し入れが……。

今田:あっはっはっはっは!(笑)

矢部:僕の家にある大人のDVDは、ほぼ今田さんからの“お下がり”です(笑)。この話を漫画に描かせて頂いてから、プレゼントをテーマに描きたいなって思ったんです。

今田:なるほどね、あれがきっかけだったんだ。

矢部:この今田さんからの大人なプレゼントについては、番組で収録しちゃったんで今回の本には含まれてないんですけどね。

今田:ほな、ここでしか聞けない特別なエピソードやな。内容がアレだから、新潮社さんの判断で本に入れるの止めたのかもしれませんけどね。

矢部:いえいえ、泣く泣くカットしたんです。

今田:あのDVD、たしかに劇場に置いてましたけども…‥誤解ないように言っておきますけど、吉本は、そういう会社じゃないんですよ(笑)。

そもそもDVDも僕のものというより頂いたものだったんです。吉本新喜劇の帯谷孝史さんていう僕が非常にお世話になった先輩がいるんですが、この先輩からある日ルミネに急に大量のDVDが「今田耕司宛」で送られて来たんですよ。「お前、こういうの好きらしいな」って(笑)

そのDVDが紙袋で何袋分もありましたんで、せっかく若手もいますから、ルミネの劇場のところに……マネージャーさんが気を利かして差し入れだからって貼り紙をしてくれたと思うんですけど、「帯谷孝史から」でよかったのに!

矢部:あはははは(笑)。それは知らなかったです。

今田:それも“人妻モノ”ばっかりだったんですよ!頼むで、おびやん!

矢部太郎(やべ・たろう)
1977年生まれ。お笑い芸人・漫画家。1997年に「カラテカ」を結成。芸人としてだけでなく、舞台やドラマ、映画で俳優としても活躍している。 初めて描いた漫画『大家さんと僕』で第22回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。他の著書に『大家さんと僕 これから』『「大家さんと僕」と僕』(共著)『ぼくのお父さん』『楽屋のトナくん』『マンガ ぼけ日和』がある。

Book Bang編集部
2024年4月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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