流人道中記(上)

流人道中記(上)

著者
浅田 次郎 [著]
出版社
中央公論新社
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784120052620
発売日
2020/03/09
価格
1,870円(税込)

内容紹介

読売新聞連載で感動の声、続出。

累計100万部突破「笑い」の『一路』に続く、「涙」の道中物語。

万延元年(1860年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の所領安堵と引き替えに切腹を言い渡す。

だがこの男の答えは一つ。

「痛えからいやだ」。

玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた一九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。

口も態度も悪いろくでなしの玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々は、その優しさに満ちた機転に救われてゆく。

この男、一体何者なのか。そして男が犯した本当の罪とは?

データ取得日:2024/04/25  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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