[衆院選]自民党公約に盛り込まれた「リカレント教育」って何?

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 10月3日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『スタンフォード式 最高の睡眠』が獲得した。
 第2位は『宝くじで1億円当たった人の末路』。第3位は『多動力』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』。著者のリンダ・グラットンさんは安倍政権の掲げる「人づくり革命」の具体策を検討する「人生100年時代構想会議」に、有識者議員の一人として加わっている。医療技術の発達により、今後は人が100年生きる世界がやってくる。そのとき生き方や働き方をどのように変えていけばよいのか。著者は「教育→仕事→引退」というこれまでのような単純な一本道のライフステージでは成り立っていかないと警鐘を鳴らす。そして生涯にわたる学びが必要だと訴え、教育と仕事が混ざりあった「マルチステージ」という考え方を提唱している。

 安倍政権はリンダさんの提案を受け、人生100年時代構想会議第1回会合で、すべての人に開かれた教育機会を確保することを重視し、何歳になっても学び直しができる「リカレント教育」に力を入れていくべきだと提言した。またリカレント教育を受けた人に就職の道が開かれるよう、産業界に人材採用の多元化を検討するよう求めた。

 9月25日に行われた安倍首相の記者会見でも「人生100年時代を見据え、その鍵であるリカレント教育を抜本的に拡充します」と触れられ、10月10日に行われる衆議院選挙において自民党が掲げる公約にも、リカレント教育の拡充は盛り込まれている。

 京都大学客員准教授の瀧本哲史さんは現在主流となっているフルタイムの長時間労働という働き方は「目の前のキャリアに最適化して、その『一点買い』になるから極めてリスクが高い」と述べ、同書について「働き方、生き方のみならず、金融資産から交友関係に至るまで、広い意味での『資産』について包括的な問題提起をしている。様々な立場の人たちが立ち止まって考えるキッカケを与えてくれるのだ」と評している。

https://www.bookbang.jp/review/article/523176

1位『スタンフォード式 最高の睡眠』西野精治[著](サンマーク出版)

「睡眠研究のメッカ」スタンフォードの現役日本人教授が明かす、最新の科学的エビデンスに基づいた「究極の疲労回復」法とは?(サンマーク出版ウェブサイトより抜粋)

2位『宝くじで1億円当たった人の末路』鈴木信行[著](日経BP社)

宝くじで1億円当たった人の末路/事故物件借りちゃった人の末路/キラキラネームの人の末路/「友達ゼロ」の人の末路/子供を作らなかった人の末路/賃貸派の末路/自分を探し続けた人(バックパッカー)の末路/電車で「中ほど」まで進まない人の末路/外国人観光客が嫌いな人の末路/8時間以上寝る人の末路/体が硬い人の末路/ワイシャツのしたに何を着るか悩む人の末路…など、多様な「末路」を23本収録!(日経BP社ウェブサイトより)

3位『多動力』堀江貴文[著](幻冬舎)

堀江貴文のビジネス書の決定版!! 一つのことをコツコツとやる時代は終わった。これからは、全てのモノがインターネットに繋がり、全産業の“タテの壁”が溶ける。このかつてない時代の必須スキルが、あらゆる業界の壁を軽やかに飛び越える「多動力」だ。(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『会社四季報 業界地図 2018年版』東洋経済新報社[編](東洋経済新報社)

5位『小さな習慣』スティーヴン・ガイズ[著]田口未和[訳](ダイヤモンド社)

6位『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本』吉田裕子[著](かんき出版)

7位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎[著]古賀史健[著](ダイヤモンド社)

8位『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』リンダ・グラットン[著]アンドリュー・スコット[著]池村千秋[訳](東洋経済新報社)

9位『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭[著](アスコム)

10位『孫社長にたたきこまれた すごい「数値化」仕事術』三木雄信[著](PHP研究所)

〈単行本 ビジネス書ランキング 10月3日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2017年10月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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