有村架純主演で映画化決定のベストセラー『コーヒーが冷めないうちに』がランクイン

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 5月22日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『かがみの孤城』が獲得した。
 第2位は『オーバーロード(13) 聖王国の聖騎士(下)』。第3位は『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『コーヒーが冷めないうちに』。脚本家兼演出家の川口俊和さん自身が脚本・演出を担当した舞台を基にした一冊だ。2015年12月の発売以来売れ続けるロングセラー。「本屋大賞2017」にもノミネートされていた。カップに注がれたコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ過去に戻れる不思議な喫茶店を舞台に、4人の女性の4つのエピソードが描かれる。過去の彼氏や家族との切ない思い出と心温まる交流が描かれ「4回泣ける」と話題に。続編『この嘘がばれないうちに』(サンマーク出版)とともに現在シリーズ累計85万部を突破している。
 3月には映画化も発表された。有村架純さん主演で健太郎さん、石田ゆり子さん、波瑠さん、吉田羊さん、薬師丸ひろ子さん、松重豊さんらが出演する。公開は2018年9月21日。

1位『かがみの孤城』辻村深月[著](ポプラ社)

あなたを、助けたい。学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。(ポプラ社ウェブサイトより)

2位『オーバーロード(13) 聖王国の聖騎士(下)』丸山くがね[著](KADOKAWA)

四万の亜人連合の軍勢に包囲された聖王国。聖王国最強の聖騎士レメディオスの指揮のもと、防衛作戦が実行されるも疲弊した人間軍は亜人の蹂躙を止められない。王としての約束を果たすため、魔導王アインズは魔皇ヤルダバオトとその配下メイド悪魔にたった一人で立ち向かう。そして―― 紅蓮の炎につつまれた聖王国は救済されるのか――正義に導かれる13巻。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『あやかし草紙 三島屋変調百物語伍之続』宮部みゆき[著](KADOKAWA)

江戸は神田の筋違御門先にある袋物屋の三島屋で、風変わりな百物語を続けるおちか。塩断ちが元凶で行き逢い神を呼び込んでしまい、家族が次々と不幸に見舞われる「開けずの間」。亡者を起こすという”もんも声”を持った女中が、大名家のもの言わぬ姫の付き人になってその理由を突き止める「だんまり姫」。屋敷の奥に封じられた面の監視役として雇われた女中の告白「面の家」。百両という破格で写本を請け負った男の数奇な運命が語られる表題作に、三島屋の長男・伊一郎が幼い頃に遭遇した椿事「金目の猫」を加えた選りぬき珠玉の全五篇。人の弱さ苦しさに寄り添い、心の澱を浄め流す極上の物語、シリーズ第一期完結篇!(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『転生貴族の異世界冒険録 自重を知らない神々の使徒(3)』夜州[著](一二三書房)

5位『八咫烏外伝 烏百花 蛍の章』阿部智里[著](文藝春秋)

6位『魔力の胎動』東野圭吾[著](KADOKAWA)

7位『おらおらでひとりいぐも』若竹千佐子[著](河出書房新社)

8位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

9位『転生賢者の異世界ライフ 第二の職業を得て、世界最強になりました』進行諸島[著](SBクリエイティブ)

10位『青くて痛くて脆い』住野よる[著](KADOKAWA)

〈単行本 文芸書ランキング 5月22日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2018年5月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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