「教養に基づく大局観がないと、民主主義はポピュリズムに成り果てる」『国家の品格』藤原正彦が説く教養論

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藤原正彦

 1月8日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』が獲得した。
 第2位は『国家と教養』。第3位は『日本が売られる』となった。

2位の『国家と教養』は2005年に刊行され累計270万部超の大ベストセラーとなった『国家の品格』の著者藤原正彦さんが著した続編とも言うべき一冊。流行語ともなった「品格」の次に「教養」をテーマにした藤原さんだが、インタビューでは《『国家と教養』は教養なき著者による教養論です》と自虐している。それでも今回教養の必要性を説いた理由を《教養のある側、ない側両方のことが分かるから、その間をつなごうと思った。国民が教養層と非教養層に二分されたことは、第一次、第二次大戦の一因でしたし、そもそも国民一人ひとりが教養に基づく大局観を持っていないと、民主主義はポピュリズムに成り果てます》と語っている。
https://www.bookbang.jp/review/article/562013

■新書 ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『国家と教養』藤原正彦[著](新潮社)

「教養」とは、世の中に溢れるいくつもの正しい「論理」の中から最適なものを選び出す「直感力」、そして「大局観」を与えてくれる力だ。では教養を身につけるためにはどうしたら良いのか。教養の歴史を概観し、その効用と限界を明らかにしつつ、数学者らしい独創的な視点で「現代に相応しい教養」のあり方を提言する。大ベストセラー『国家の品格』の著者が放つ画期的教養論。(新潮社ウェブサイトより)

3位『日本が売られる』堤未果[著](幻冬舎)

水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか? 法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買いあさっている。水や米、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。マスコミが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出す!(幻冬舎ウェブサイトより)

4位『「さみしさ」の研究』ビートたけし[著](小学館)

5位『日本史の内幕 戦国女性の素顔から幕末・近代の謎まで』磯田道史[著](中央公論新社)

6位『看る力 アガワ流介護入門』阿川佐和子[著]大塚宣夫[著](文藝春秋)

7位『医者の本音』中山祐次郎[著](SBクリエイティブ)

8位『日本史の新常識』文藝春秋[編](文藝春秋)

9位『極上の孤独』下重暁子[著](幻冬舎)

10位『日本史の論点 邪馬台国から象徴天皇制まで』中公新書編集部[編](中央公論新社)

■新書 ノベルスランキング

1位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

2位『白魔のクリスマス 薬師寺涼子の怪奇事件簿』田中芳樹[著](祥伝社)

3位『劇場版 ドラゴンボール超 ブロリー』鳥山明[原作]日下部匡俊[著](集英社)

4位『ハイキュー!! ショーセツバン!!(10)』古舘春一[原作]星希代子[小説](集英社)

5位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

6位『双星の陰陽師 ―三天破邪―』助野嘉昭[原作]田中創[小説](集英社)

7位『夜明けまで眠らない』大沢在昌[著](双葉社)

8位『覇権交代(2)孤立する日米』大石英司[著](中央公論新社)

9位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄』堀越耕平[原作]誉司アンリ[小説](集英社)

10位『ONE PIECE novel A(1) スペード海賊団結成篇』尾田栄一郎[原作]ひなたしょう[著](集英社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 1月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年1月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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