「一人じゃないと自分らしくできない」女優・岸惠子が語る孤独の効用[ノンフィクションベストセラー]

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 6月11日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 ノンフィクション・教養書他第1位は『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』が獲得した。
 第2位は『俺、つしま(2)』。第3位は『公式ガイド&レシピ きのう何食べた? シロさんの簡単レシピ』となった。

 4位以下で注目は6位の『孤独という道づれ』。女優で文筆家・ジャーナリストとしても活躍する岸惠子さん14冊目の著作。日本とフランスを行き来し、孤独を道づれ生きてきた岸さんが、自らの人生を振り返りながら綴った16のメッセージが収録されている。岸さんは6月5日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演し半生と自著について語った。インタビューで岸さんは「孤独」は寂しく思われるが、「孤独の裏には果てしない自由あり夢がある」「一人じゃないと自分らしくできない」と孤独であることの効用を語り大きな話題に。トーハンのノンフィクション教養書ランキングでは5月21日以来のランクインとなった。

1位『樹木希林 120の遺言 死ぬときぐらい好きにさせてよ』樹木希林[著](宝島社)

樹木希林 120の遺言 とにかく、世の中を面白がること。老いだって、病気だって自分の栄養になる。孤独、成熟、家族、仕事… 希林さんが教えてくれた あるがままの生き方(宝島社ウェブサイトより)

2位『俺、つしま(2)』おぷうのきょうだい 作[著](小学館)

ベストセラー猫漫画、待望の第二巻出来! 溢れる猫愛、抜群の描写力で15万部を突破するベストセラーとなった猫漫画待望の第2巻。ニヤリとさせられる猫との日常の描写、「こんなことあるある」とうなずかされる作風はより一層パワーアップ。主人公のキジトラ「つしま(つーさん)」の外猫時代を描いたテルオ編、ボランティアの方に捕獲されたテルオの気になるその後とは?。さらに、ズン姐さんを亡くしたおじいちゃん(実は女性)が味わった喪失感など内容は盛りだくさん。「ちゃー」や「オサム」「ツキノワ」など、つーさんの仲間たちも随所に登場します。数十ページの描き下ろしに加えて初版本にはオリジナルポストカードが! 猫愛溢れるストーリーを読めば、猫への愛情が深まり、思わず愛猫を抱きしめたくなります。(小学館ウェブサイトより)

3位『公式ガイド&レシピ きのう何食べた? シロさんの簡単レシピ』講談社[編](講談社)

2007年より『モーニング』(講談社)にて連載されている、よしながふみの人気漫画『きのう何食べた?』が、西島秀俊・内野聖陽のダブル主演で待望のドラマ化。オフィシャルブックとして、ドラマガイドはもちろん、劇中に登場する料理レシピを収録した一冊を発売する。(略)本書では、ドラマに登場した料理レシピを原作漫画のエピソードとともに紹介。どこの家庭にもあるような調味料や食材を使って、時間をかけず手軽に食卓を充実させてくれるレシピが満載。恋人が、そして家族が、笑顔で食べてくれる姿を想像しながら腕を振るいたい。(講談社ウェブサイトより抜粋)

4位『樹木希林さんからの手紙』NHK『クローズアップ現代+』+『知るしん』制作班[著](主婦の友社)

5位『70歳のたしなみ』坂東眞理子[著](小学館)

6位『孤独という道づれ』岸 惠子[著](幻冬舎)

7位『思わず考えちゃう』ヨシタケシンスケ[著](新潮社)

8位『女の偏差値』林真理子[著](マガジンハウス)

9位『ウチら棺桶まで永遠のランウェイ』kemio[著](KADOKAWA)

10位『日本国紀』百田尚樹[著](幻冬舎)

〈単行本 ノンフィクション・教養書他ランキング 6月11日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年6月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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