野村克也さん最後の教えがベストセラーに 『リーダーとして覚えておいてほしいこと』

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 2月18日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、ビジネス書第1位は『FACTFULNESS(ファクトフルネス)
10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』が獲得した。
 第2位は『人は話し方が9割』。第3位は『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』となった。

 4位以下で注目は8位に初登場の『リーダーとして覚えておいてほしいこと』。2月11日に亡くなった元プロ野球選手・監督の野村克也さんの最後の著作だ。多くの選手を育て・導き、「野村再生工場」といわれた野村さんが最後にまとめたリーダー論の決定版。データを活用した戦術で有名な野村さんだが、それだけでは強いチームは作れないと語る。部下を成長させるためにどう付き合えばよいのか。多くの選手の実例をあげながら、野村さんの指導手法とリーダーとしての心構えが解説されている。名将の最後の教えを学んでみてはいかがだろうか。

1位『FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド[著](日経BP)

教育、貧困、環境、エネルギー、医療、人口問題などをテーマに、世界の正しい見方をわかりやすく紹介 本書では世界の本当の姿を知るために、教育、貧困、環境、エネルギー、人口など幅広い分野を取り上げている。いずれも最新の統計データを紹介しながら、世界の正しい見方を紹介している。これらのテーマは一見、難しくて遠い話に思えるかもしれない。でも、大丈夫。著者のハンス・ロスリング氏の説明は面白くてわかりやすいと評判だ。その証拠に、彼のTEDトークの動画は、累計3500万回も再生されている。また、本書では数式はひとつも出てこない。「GDP」より難しい経済用語は出てこないし、「平均」より難しい統計用語も出てこない。誰にでも、直感的に内容を理解できるように書かれている。(日経BPウェブサイトより抜粋)

2位『人は話し方が9割』永松茂久[著](すばる舎)

「もう会話で悩まない!疲れない!オロオロしない!」――もっと話し方がうまければ、人生うまくいくのに……。「話すこと」にまつわる悩みを挙げるとキリがありません。本書でお伝えするのは、コミュニケーションの基本である会話がうまくいくようになる、ちょっとした、でも多くの人が気づいていないエッセンス。過去に会話で失敗したトラウマもあっさり消え去ってしまうほど、人と話すことがラクになり、人間関係も、人生も、全部がよりよい方向に動き出します!(すばる舎ウェブサイトより)

3位『Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法』ロルフ・ドベリ[著]安原実津[訳](サンマーク出版)

ベストセラー『Think clearly』著者、待望の最新刊! 変化の渦にのみ込まれることなく、人生の船を進めてゆくために。(サンマーク出版ウェブサイトより)

4位『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』落合陽一[著](SBクリエイティブ)

5位『メモの魔力 The Magic of Memos』前田裕二[著](幻冬舎)

6位『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎[著]古賀史健[著](ダイヤモンド社)

7位『食べる投資 ハーバードが教える世界最高の食事術』満尾正[著](アチーブメント出版)

8位『リーダーとして覚えておいてほしいこと』野村克也[著](PHP研究所)

9位『Think clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法』ロルフ・ドベリ[著]安原実津[訳](サンマーク出版)

10位『自分でパパッと書ける確定申告 令和2年3月16日締切分』平井義一[監修](翔泳社)

〈単行本 ビジネス書ランキング 2月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年2月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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