加藤シゲアキ『オルタネート』吉川英治文学新人賞受賞で大幅ランクアップ[文芸書ベストセラー]

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 3月9日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『推し、燃ゆ』が獲得した。
 第2位は『クララとお日さま』。第3位は『オルタネート』となった。

 3位の『オルタネート』は3月2日に第42回吉川英治文学新人賞を受賞し大きな話題となった。著者の加藤シゲアキさんは2012年に作家としてデビュー。アイドルグループNEWSのメンバーとして活躍しながら9年に渡り話題作を世に送り出してきた。同作は第164回直木賞にノミネートされ高い評価を得た。また2021年本屋大賞にもノミネートされている。トーハンのベストセラーランキング文芸書部門では先週ランク外からの大幅ランクアップとなった。発行部数は17万部。

1位『推し、燃ゆ』宇佐見りん[著](河出書房新社)

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を”解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。(河出書房新社ウェブサイトより)

2位『クララとお日さま』カズオ・イシグロ[著]土屋政雄[訳](早川書房)

人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱な少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。愛とは、知性とは、家族とは? 生きることの意味を問う感動作。(早川書房ウェブサイトより)

3位『オルタネート』加藤シゲアキ[著](新潮社)

高校生限定のマッチングアプリが必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、3人の若者の運命が、鮮やかに加速していく――。恋とは、友情とは、家族とは、人と”繋がる”とは何か。悩み、傷つきながら、〈私たち〉が「世界との距離をつかむまで」を端正かつエモーショナルに描く。著者3年ぶり、渾身の新作長編。(新潮社ウェブサイトより)

4位『ひとりをたのしむ 大人の流儀(10)』伊集院静[著](講談社)

5位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)

6位『オムニバス』誉田哲也[著](光文社)

7位『心淋し川』西條奈加[著](集英社)

8位『よくわからないけれど異世界に転生していたようです(4)』あし[著]カオミン[イラスト](講談社)

9位『何がおかしい 新装版』佐藤愛子[著](中央公論新社)

10位『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。』青柳碧人[著](双葉社)

〈文芸書ランキング 3月9日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年3月13日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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