永野芽郁「お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品」映画公開間近の『そして、バトンは渡された』がベストセラー

ニュース

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

 10月12日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ソードアート・オンライン26 ユナイタル・リングV』が獲得した。
 第2位は『沈黙のパレード』。第3位は『護(まも)られなかった者たちへ』となった。

 4位以下で注目は8位にランクインした『そして、バトンは渡された』。瀬尾まいこさんが2018年に発表した小説。2019年本屋大賞を受賞している。血の繋がりはなくとも愛情に溢れる家族の姿を描き、様々な幸せのかたちをみせてくれる作品だ。10月29日に実写映画版の公開を控えている。主人公を永野芽郁さんが演じ、共演は田中圭さん、石原さとみさんら。永野さんはもともと原作の大ファンで映画の公式サイトでは《お母さんが原作を読んでいて「実写化したら芽郁に演じて欲しい」と言われていた小説だったので、お母さんのためにも自分のためにも絶対にやりたい作品だと思いました。血の繋がりのない親子でも愛の深さを持てるんだ、感じたことのない愛の種類や温かさを知って、人との繋がりは強くなるんだと気づかされました。》とコメントしている。

1位『ソードアート・オンライン26 ユナイタル・リングV』川原礫[著](KADOKAWA)

「キリトさま……アスナさま……アリスさま。……お帰りなさいませ」  セントラル・カセドラル八十階《雲上庭園》。そこでキリトたちを待っていたのは、懐かしい人々との再会だった。  彼女たちを目覚めさせるため、そして《アンダーワールド》に迫る悪意の正体を突き止めるため、キリトは策謀渦巻く惑星アドミナへと飛ぶ。  そのころ、《ユナイタル・リング》世界ではシノン、シリカたちにより、フィールドボス攻略戦の幕が切って落とされていた。キリトとアスナ、アリスという主戦力を欠きながらも善戦する一同だが、戦いは熾烈さを増していき――。(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)

静岡のゴミ屋敷の焼け跡から、3年前に東京で失踪した若い女性の遺体が見つかった。逮捕されたのは、23年前の少女殺害事件で草薙が逮捕し、無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。町のパレード当日、その男が殺された――  容疑者は女性を愛した普通の人々。彼らの“沈黙”に、天才物理学者・湯川が挑む!  ガリレオvs.善良な市民たち  “容疑者X”はひとりじゃない。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『護(まも)られなかった者たちへ』中山七里[著](宝島社)

誰もが口を揃えて「人格者」だと言う、仙台市の福祉保険事務所課長・三雲忠勝が、身体を拘束された餓死死体で発見された。怨恨が理由とは考えにくく、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。しかし事件の数日前に、一人の模範囚が出所しており、男は過去に起きたある出来事の関係者を追っているらしい。そして第二の被害者が発見され――。社会福祉と人々の正義が交差したときに、あなたの脳裏に浮かぶ人物は誰か。(宝島社ウェブサイトより)

4位『フーガはユーガ』伊坂幸太郎[著](実業之日本社)

5位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)

6位『陰陽師 女蛇ノ巻』夢枕獏[著](文藝春秋)

7位『剣と十字架 空也十番勝負(三)決定版』佐伯泰英[著](文藝春秋)

8位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)

9位『初夏の訪問者 紅雲町珈琲屋こよみ』吉永南央[著](文藝春秋)

10位『三千円の使いかた』原田ひ香[著](中央公論新社)

〈文庫ランキング 10月12日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年10月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク