「このミス」大賞受賞作『元彼の遺言状』 続編も人気の遺産相続ミステリが文庫化でベストセラー

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 11月2日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5』が獲得した。
 第2位は『そして、バトンは渡された』。第3位は『検事の信義』となった。

 4位以下で注目は4位にランクインした『元彼の遺言状』。元弁護士の新川帆立さんによる2021年第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品。主人公の元カレである製薬会社の御曹司が残した「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という前代未聞の遺言状から物語ははじまる。お金に目がないやり手の女性弁護士を主人公に据え、彼女の魅力が物語を引っ張っている。文庫版の発売と同時に続編の『倒産続きの彼女』(宝島社)も発売された。

 コラムニストの香山二三郎さんは女性の主人公だが《麗子パワーは男性読者も力づけるのでは。遺産相続もののリーガル・ミステリーとしてもよく出来ていて、最後の最後まで目が離せない。》と評している。

1位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編5』衣笠彰梧[著](KADOKAWA)

試験史上最も容易で、最も残酷な『満場一致特別試験』開始!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

2位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。 その後も大人の都合に振り回され、高校生の今は二十歳しか離れていない“父”と暮らす。 血の繋がらない親の間をリレーされながらも、出逢う家族皆に愛情をいっぱい注がれてきた彼女自身が伴侶を持つとき――。 大絶賛の2019年本屋大賞受賞作。 解説・上白石萌音(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『検事の信義』柚月裕子[著](KADOKAWA)

検事・佐方貞人は、亡くなった実業家の書斎から高級腕時計を盗んだ罪で起訴された男の裁判を担当していた。被告人は実業家の非嫡出子で腕時計は形見に貰ったと主張、それを裏付ける証拠も出てきて、佐方は異例の無罪論告をせざるを得なくなってしまう。なぜ被告人は決定的な証拠について黙っていたのか、佐方が辿り着いた驚愕の真相とは(「裁きを望む」)。 孤高の検事の気概と執念を描いた、心ふるわすリーガル・ミステリー!(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『元彼の遺言状』新川帆立[著](宝島社)

5位『沈黙のパレード』東野圭吾[著](文藝春秋)

6位『フーガはユーガ』伊坂幸太郎[著](実業之日本社)

7位『歌舞伎町ゲノム』誉田哲也[著](中央公論新社)

8位『陰の人 吉原裏同心(36)』佐伯泰英[著](光文社)

9位『護(まも)られなかった者たちへ』中山七里[著](宝島社)

10位『異世界食堂 6』犬塚惇平[著][著](主婦の友インフォス)

〈文庫ランキング 11月2日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年11月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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