「書き終えても手応えがなかった」年末恒例ミステリランキング発表 国内1位は米澤穂信『黒牢城』[文芸書ベストセラー]

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 12月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『転生したらスライムだった件 19』が獲得した。
 第2位は『このミステリーがすごい! 2022年版』。第3位は『ママがもうこの世界にいなくても
私の命の日記』となった。

 2位の『このミステリーがすごい! 2022年版』は年末恒例のミステリランキングの決定版。今年の国内ランキング1位は米澤穂信さんの『黒牢城』(KADOKAWA)。本格ミステリと歴史小説を融合させた米澤さんの集大成とも言える一作。

 米澤さんは刊行記念の対談で《目の前の場面、次のシーンを書いていくのに必死で、がむしゃらで。だから、書き終えても手応えがなかったんです。》《これまでずっといつか叶えたいと夢のように思っていたことが、もしかしたらできているんじゃないかという感覚も少しあって。野球でホームランを打った時は、実はバットに手応えが残らないという話を聞いたことがあります。書き終えた自分が感じている手応えのなさは、空振りしてしまったからかもしれないと思っていたけれども……。》と告白しているが、結果的には特大のホームランとなっていた。

 海外ランキング1位は4年連続でアンソニー・ホロヴィッツの『ヨルガオ殺人事件』(創元推理文庫)。

1位『転生したらスライムだった件 19』伏瀬[著](マイクロマガジン社)

ミカエルの野望を阻止するため、各所で激闘を繰り広げるリムルたちだったが、フェルドウェイの策略により魔王レオンを奪われてしまう。ミカエルの次の狙いは、宿主であったルドラの魂を持つ転移者の勇者マサユキ。迎え撃つは、その場に居合わせた聖騎士ヒナタと原初のブラン、そして灼熱竜のヴェルグリンド。ミカエルも自ら動き出し、状況はさらに混迷を深めていく……。(マイクロマガジンウェブサイトより)

2位『このミステリーがすごい! 2022年版』『このミステリーがすごい!』編集部[編](宝島社)

33年の信頼と実績を誇る、新作ミステリーランキングブックです。読書のプロが選ぶ2021年傑作ベスト20巻頭には、2021年最も注目された作家のひとりである加藤シゲアキさんへのインタビューを収録。(宝島社ウェブサイトより抜粋)

3位『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』遠藤和[著](小学館)

1才の娘と、夫に遺した「愛」の記録(小学館ウェブサイトより抜粋)

4位『魔王様、リトライ! 8』神埼黒音[著](双葉社)

5位『李王家の縁談』林真理子[著](文藝春秋)

6位『チンギス紀 十二 不羈』北方謙三[著](集英社)

7位『ほっといて下さい 従魔とチートライフ楽しみたい! 4』三園七詩[著](アルファポリス)

8位『未実装のラスボス達が仲間になりました。3』ながワサビ64[著](KADOKAWA)

9位『神曲』川村元気[著](新潮社)

10位『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 9』三嶋与夢[著](マイクロマガジン社)

〈文芸書ランキング 12月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年12月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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