「戦争を仕掛けたのは、プーチンでなく、米国とNATOだ」予言者トッド最新刊で米国に怒りをあらわす[新書ベストセラー]

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 6月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『80歳の壁』が獲得した。
 第2位は『知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点』。第3位は『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』となった。

 4位以下で注目は5位に初登場の『第三次世界大戦はもう始まっている』。フランスの社会学者エマニュエル・トッド氏の新著だ。トッド氏はこれまでソビエト連邦の崩壊やアラブの春、イギリスのEU離脱やドナルド・トランプ氏の大統領就任などを予見し、“予言者”とも呼ばれる。今作はロシアによるウクライナ侵攻を受けて、はじめての意見の表明となる。トッド氏は同書の冒頭でシカゴ大学教授のジョン・ミアシャイマー氏の指摘「いま起きている戦争の責任は、プーチンやロシアではなく、アメリカとNATOにある」という説に《非常に明快な指摘で、私も基本的に彼と同じ考えです》と賛同をあらわしている。冷戦終結後の歴史の流れを振り返りながら、ウクライナに武器を与え「武装化」しヨーロッパを“戦場”にしたアメリカに《怒りを覚えている》とまで書き、現状の分析と今後起こることへの警鐘を鳴らしている。現在の情勢が日本にとって今後どのような意味を持つのかにも言及しており、混迷する世界情勢を見通すために今読むべき一冊となっている。

1位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)

人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)

2位『知らないと恥をかく世界の大問題13 現代史の大転換点』池上彰[著](KADOKAWA)

プーチン・ロシア暴走!――2022年2月、ロシア・ウクライナ侵攻は、世界のパワーバランスを大きく変えた。20世紀の時代に歴史の針が逆戻りしたかのような世界。ロシアVS欧米の対立構造は、「新・東西冷戦」の到来ともいえる。そして、もう一つの大国「中国」はどう動くのか? 混沌とした世界がどこへ向かっていくのか、歴史的背景を交えながら“世界のいま”を池上彰が読み解く。大人気新書シリーズ「知ら恥」の最新・第13弾。激動の時代に欠かせないニュース解説本だ。(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)

団塊の世代もみな、2020年には70代となった。 現在の70代の日本人は、これまでの70代とはまったく違う。 格段に若々しく、健康になった70代の10年間は、 人生における「最後の活動期」となった。 この時期の過ごし方が、 その後、その人がいかに老いていくかを決めるようになったのだ。(詩想社ウェブサイトより抜粋)

4位『プーチンの野望』佐藤優[著](潮出版社)

5位『第三次世界大戦はもう始まっている』エマニュエル・トッド[著]大野舞[訳](文藝春秋)

6位『70代で死ぬ人、80代でも元気な人』和田秀樹[著](マガジンハウス)

7位『老いの品格 品よく、賢く、おもしろく』和田秀樹[著](PHP研究所)

8位『日本共産党 「革命」を夢見た100年』中北浩爾[著](中央公論新社)

9位『物語 ウクライナの歴史 ヨーロッパ最後の大国』黒川祐次[著](中央公論新社)

10位『一汁一菜でよいと至るまで』土井善晴[著](新潮社)

〈新書ランキング 6月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年6月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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