「IT人材80万人不足で銀行トラブル続出」「老朽化した道路が直らず放置される」……人口減少が進む日本で今後起こること 「未来の年表」第5弾が発売[新書ベストセラー]
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- Book Bang編集部
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- (社会学)
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- 未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること
- 価格:1,012円(税込)
12月27日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『バカと無知 -人間、この不都合な生きもの-』が獲得した。
第2位は『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』。第3位は『80歳の壁』となった。
4位以下で注目は10位に初登場の『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』。2017年に発売され大きな話題となった『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』のシリーズ第5弾。第1弾の「人口減少日本でこれから起きること」では少子高齢化で人口減少が進む日本で今後起こりうる恐ろしい事態を時系列に沿って予測し解説。また同時に10の対処法を提案し、希望がないわけではないと説き、2017年に刊行された新書のなかから「最高の一冊」を選ぶ、新書大賞2018の2位にも輝いている。
第5弾である今作では人口減少で消費が落ち込み、建造物と社会システムの老朽化が進んだ結果、各業種や業界、公共サービスに何が起こるのかを解説。目次には「老朽化した道路が直らず放置される」「IT人材80万人不足で銀行トラブル続出」「『開業医は儲かる』という神話の崩壊」と悲観的な文字が並ぶが、著者の河合雅司さんは瀬戸際の日本に対し「戦略的に縮む」モデルを提案する。閉塞感に包まれた日本に光明を見出す一冊だ。
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- バカと無知
- 価格:968円(税込)
1位『バカと無知 -人間、この不都合な生きもの-』橘玲[著](新潮社)
正義のウラに潜む快感、善意の名を借りた他人へのマウンティング、差別、偏見、記憶……人間というのは、ものすごくやっかいな存在だが、希望がないわけではない。一人でも多くの人が「人間の本性=バカと無知の壁」に気づき、自らの言動に多少の注意を払うようになれば、もう少し生きやすい世の中になるのではないだろうか。科学的知見から、「きれいごと社会」の残酷すぎる真実を解き明かす最新作。(新潮社ウェブサイトより)
2位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)
歴史には裏がある。古文書を一つずつ解読すると、教科書に書かれた「表の歴史」では触れられない意外な事実が見えてくる。明智光秀が織田信長を欺けた理由、信長の遺体の行方、江戸でカブトムシが不人気だった背景、忍者の悲惨な死に方、赤穂浪士が「吉良の首」で行った奇妙な儀式、漏洩していた孝明天皇の病床記録……。古文書と格闘し続ける著者が明らかにした、戦国、江戸、幕末の「歴史の裏側」がここにある。(中央公論新社ウェブサイトより)
3位『80歳の壁』和田秀樹[著](幻冬舎)
人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます!(幻冬舎ウェブサイトより)
4位『成熟スイッチ』林真理子[著](講談社)
5位『ルポ 食が壊れる 私たちは何を食べさせられるのか?』堤未果[著](文藝春秋)
6位『死は存在しない 最先端量子科学が示す新たな仮説』田坂広志[著](光文社)
7位『世界のニュースを日本人は何も知らない4 -前代未聞の事態に揺らぐ価値観-』谷本真由美[著](ワニブックス)
8位『70歳が老化の分かれ道 若さを持続する人、一気に衰える人の違い』和田秀樹[著](詩想社)
9位『ウクライナ戦争』小泉悠[著](筑摩書房)
10位『未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること』河合雅司[著](講談社)
〈新書ランキング 12月27日トーハン調べ〉
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