King Gnu・井口理が「どうしても会いたかった」14人+1人 荒木飛呂彦、宇垣美里、細田守、菅田将暉、岡村隆史、鈴木敏夫らとの対談集がベストセラー

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 3月14日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『聖女の魔力は万能です 9』が獲得した。
 第2位は『署長シンドローム』。第3位は『恋とそれとあと全部』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『なんでもソーダ割り』。バンド“King Gnu”でボーカルとキーボードを担当する井口理さんの対談集。週刊誌AERAで連載されていたものをまとめた一冊。井口さんがどうしても会いたかった14人、荒木飛呂彦さん(漫画家)、玉木宏さん(俳優)、宇垣美里さん(フリーアナウンサー)、細田守さん(アニメーション映画監督)、もう中学生さん(お笑い芸人)、上出遼平さん(映像ディレクター・プロデューサー)、櫻田亮さん(東京藝術大学音楽学部声楽科教授)、岡野昭仁さん(ポルノグラフィティ・ミュージシャン)、河村康輔さん(コラージュアーティスト)、行定勲さん(映画監督)、菅田将暉さん(俳優)、岡村隆史さん(ナインティナイン・お笑い芸人)、わいわいさん(ゲーム実況者・YouTuber)、鈴木敏夫さん(スタジオジブリ・プロデューサー)、に加え、井口さんの母親とのロング対談が収録されている。

 井口さんは同対談について《この本でやってきた対談は、僕にとって「自分探しの旅」だったのだと思う。
僕は長いあいだ、King Gnuの一員として、一人のボーカリストとして、自分に自信が持てなかった。少し先の未来さえもよく見えていなかった。だから、素晴らしい人たちとの対談が何かを掴むきっかけになればと、半ばすがるような思いとともにスタートした。
対談はだいたい月に1度のペースで行われた。時間はいつも120分。一対一のやりとりでは、相手の深いところに触れられる瞬間がある。世代も違えば畑も違う14通りの生き方とその価値観は、まったく異なるところもあれば、似ているところもあった。そんな彼らの言葉に耳を傾けているうちに、目の前のモヤが少しずつ晴れていくのを感じた。》(朝日新聞出版ウェブサイトより)と感想を述べている。

1位『聖女の魔力は万能です 9』橘由華[著](KADOKAWA)

アルベルトと婚約し幸せいっぱいのセイ。結婚式の準備が始まるなか、第一王子カイルを大使としたザイデラ使節団で、原因不明の病に倒れた者がいるとの話を聞く。セイが無関心でいられるはずもなく……急遽ザイデラ行きが決定! しかし出迎えてくれたカイルによると、誰も病に罹っていないという。さらにセイ達の帰路を断つかのように港が閉ざされてしまい……!? 新たなグルメや魔法との出会いで、セイの魔力がまたしても大暴走!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『署長シンドローム』今野敏[著](講談社)

『隠蔽捜査』でおなじみ竜崎伸也が大森署を去った後、さっそうとあらわれた新署長・藍本小百合が、凶悪事件を解決する!(講談社ウェブサイトより)

3位『恋とそれとあと全部』住野よる[著](文藝春秋)

片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。 一緒に過ごす、夏の特別な四日間。(文藝春秋ウェブサイトより)

4位『なんでもソーダ割り』井口理[著](朝日新聞出版)

5位『百花宮のお掃除係 8 転生した新米宮女、後宮のお悩み解決します。』黒辺あゆみ[著](KADOKAWA)

6位『#真相をお話しします』結城真一郎[著](新潮社)

7位『白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます9』やしろ[著](TOブックス)

8位『悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!? 5』十夜[著](スクウェア・エニックス)

9位『地図と拳』小川哲[著](集英社)

10位『田中家、転生する。5』猪口[著](KADOKAWA)

〈文芸書ランキング 3月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年3月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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