ヨシタケシンスケの新作『ぼくはいったい どこにいるんだ』 地図をテーマに想像を膨らませた「発想シリーズ」第5弾[児童書ベストセラー]

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 3月14日トーハンの週間ベストセラーが発表され、児童書第1位は『四つ子ぐらし(14) 四ツ橋家で勝負の時!』が獲得した。
 第2位は『星のカービィ 刹那の見斬りで悪を断て!』。第3位は『大ピンチずかん』となった。

 4位以下で注目は5位に初登場の『ぼくはいったい どこにいるんだ』。絵本作家デビュー10周年を迎えた大人気の絵本作家ヨシタケシンスケさんが描く地図をテーマにした一冊。主人公のゆうくんはお母さんの描いた地図を頼りにおつかいにでる。地図は何かをわかりやすく絵にしたものだと気づいたゆうくんは、自分の気持ちや将来も地図にできると考える。同書は大ヒットとなった『りんごかもしれない』『このあと どうしちゃおう』(いずれもブロンズ新社)などと同じ「発想シリーズ」の第5弾。物事を俯瞰的に捉え様々な視点から考察するヨシタケさんの思考のエッセンスが詰まった一冊となっている。

1位『四つ子ぐらし(14) 四ツ橋家で勝負の時!』ひのひまり[作]佐倉おりこ[絵](KADOKAWA)

三風です。いよいよむかえた、お正月。私たちのお母さんさがしをジャマする竹彦おじいさんとの、対決の時がやってきた。四ツ橋家に向かった私たちの前にあらわれたのは、竹彦おじいさん、トウキくん、李央くん、麗さん…そして、李央くんの婚約者・撫子(なでしこ)さん!?なぜか李央くんの結婚相手の座をかけて、二鳥ちゃんと撫子さんが勝負することになっちゃった!さらに、この勝負に勝てば、私たち姉妹がお母さんを探すことをゆるすって言われたの。この勝負、いろんな意味で、絶対負けられないよ!!(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『星のカービィ 刹那の見斬りで悪を断て!』高瀬美恵[作]苅野タウ[絵]ぽと[絵](KADOKAWA)

今度はちょんまげ姿の剣士カービィが大かつやく!プププ城のお殿様ロクエモンは、剣の秘術を記した巻物「せつなの巻」を使って悪行ざんまい。巻物を取りもどすため、居合の達人カービィと仮面のサムライ・メタナイトが、からくり城にいどむ!さらに、旅芸人アニマル座の役者エフィリン、デデデ親分、手ぬぐいワドルディ、お菓子商人マホロアも加わって、上を下への大さわぎ!?大人気サブゲーム『刹那の見斬り』が、いつものプププランドとはちがう、別世界の物語になって登場!!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『大ピンチずかん』鈴木のりたけ[作](小学館)

大ピンチを知れば、いつ大ピンチになってもこわくない。この図鑑は、こどもが出あう世の中のさまざまな大ピンチを、「大ピンチレベル」の大きさと、5段階の「なりやすさ」で分類し、レベルの小さいものから順番に紹介します。また、その大ピンチの対処法や、似ている大ピンチ、大ピンチからさらにおそいかかる大ピンチなど、あらゆる方向から大ピンチをときあかします。・・・などといえば、かたい本に聞こえますが、もちろんそうではありません。期待を裏切らない「のりたけワールド」炸裂で、鋭くもあたたかい観察眼と、思わずふき出すユーモアにあふれた1冊です。(小学館ウェブサイトより)

4位『時間割男子(11) つなげ! 100点満点のきずな』一ノ瀬三葉[作]榎のと[絵](KADOKAWA)

5位『ぼくはいったい どこにいるんだ』ヨシタケシンスケ[作](ブロンズ新社)

6位『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』青柳正規[監修](小学館)

7位『パンどろぼう』柴田ケイコ[作](KADOKAWA)

8位『小説 映画ドラえもん のび太と空の理想郷』藤子・F・不二雄[原作]古沢良太[脚本]堂山卓見[監督]福島直浩[著](小学館)

9位『ころりん・ぽい!』ひらぎみつえ[作](ほるぷ出版)

10位『いちねんせいえほん』高濱正伸[監修]林ユミ[絵](日本図書センター)

〈児童書ランキング 3月14日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年3月18日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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