坂本龍一「生きているうちにしておかなくてはいけないことをリストアップしました」自らの活動を振り返った自伝がベストセラー初登場1位

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 6月27日トーハンの週間ベストセラーが発表され、エンターテイメント第1位は『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』が獲得した。
 第2位は『日向坂46加藤史帆1st写真集『#会いたい』』。第3位は『BARFOUT! JULY 2023 VOLUME 334』となった。

 1位に初登場の『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』は3月に亡くなった坂本龍一さんが最後に遺した決定的自伝。坂本さんは末期がんの宣告を受けたあと、自身の活動を振り返るプロジェクトを計画。2009年までの自伝『音楽は自由にする』(新潮社)の続きを盟友の編集者・鈴木正文さんによる口述筆記で文芸誌「新潮」で連載していた。同連載は今年1月まで続き、坂本さんは3月28日未明に亡くなった。同書は「新潮」での連載分に加え、生前に坂本さんが付けていた日記を交えて綴られた、鈴木正文さんによる「著者に代わってのあとがき」が収録されている。

 坂本さんは連載完結時に《2020年の末、自らに残された時間を悟ったぼくは、生きているうちにしておかなくてはいけないことをリストアップしました。そのひとつが、『音楽は自由にする』以降の活動を自分の言葉でまとめておくことでした。少々慌ただしいスケジュールだったけれど、聞き手の鈴木正文さんにも助けられながら、間もなくリリースされる『12』までの足跡を振り返ることができ、今はホッとしています。連載は完結しますが、もちろんこの先も命が続く限り、新たな音楽を作り続けていくつもりです。》とコメントしている。

1位『ぼくはあと何回、満月を見るだろう』坂本龍一[著](新潮社)

自らに残された時間を悟り、教授は語り始めた。創作や社会運動を支える哲学、国境を越えた多彩な活動、坂本家の歴史と家族に対する想い、ガンと共に生きること、そして自分が去ったあとの世界について――。幼少期から57歳までの人生を振り返った『音楽は自由にする』(2009年)を継ぎ、最晩年までの足跡を未来に遺す、決定的自伝。著者の最期の日々を綴った、盟友・鈴木正文による書き下ろし原稿を収録。(新潮社ウェブサイトより)

2位『日向坂46加藤史帆1st写真集『#会いたい』』三瓶康友[撮影]加藤史帆[著](小学館)

日向坂46 加藤史帆、待望の初写真集! 撮影場所は本人が「訪れたい!」と願っていたハワイ・オアフ島。
南国らしいキラキラとした太陽の光を全身に浴びて、海辺で、プールで、カフェで、ホテルで、のびのびと過ごす姿を一冊に収めました。天国みたいに美しいビーチで思い切り遊んだり、公園で全力ではしゃいだり、ハワイならではのグルメをお腹いっぱい食べたり。ハワイでつかの間の夏休みを過ごす、ナチュラルで元気いっぱいの「かとし」が詰まっています。自身初となる水着・ランジェリーでの撮影、寝起きのすっぴんも披露。ピュアな表情も、色気あふれるオトナっぽい表現も必見です。加藤史帆の魅力がまぶしいくらいに詰まった渾身の1st写真集。「かとししか勝たん」!そんな唯一無二のスペシャルな一冊になっています。(小学館ウェブサイトより)

3位『BARFOUT! JULY 2023 VOLUME 334』(ブラウンズブックス)

FRONT COVER STORY SixTONES 表紙+12ページ BACK COVER STORY 堀田 茜 AKANE HOTTA 8ページ(ブラウンズブックスウェブサイトより抜粋)

4位『変な家』雨穴[著](飛鳥新社)

5位『変な絵』雨穴[著](双葉社)

6位『SWITCH Vol.41 No.7 特集:坂本龍一』(スイッチ・パブリッシング)

7位『齋藤飛鳥写真集 ミュージアム』三瓶康友[撮影]齋藤飛鳥[著](講談社)

8位『居場所。 ひとりぼっちの自分を好きになる12の「しないこと」』大崎洋[著](サンマーク出版)

9位『高倉健、最後の季節。』小田貴月[著](文藝春秋)

10位『京大中年』菅広文[著](幻冬舎)

〈エンターテイメントランキング 6月27日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年7月1日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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