安倍晋三と明治日本をつくりあげた偉人たちとの共通点は? 櫻井よしこが死の意味を問うた一冊が初登場[ノンフィクションベストセラー]

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 7月11日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『VISION 夢を叶える逆算思考』が獲得した。
 第2位は『マンガ ぼけ日和』。第3位は『ツユクサナツコの一生』となった。

 4位以下で注目は4位に初登場の『安倍晋三が生きた日本史』。昨年7月に亡くなった安倍晋三氏の思想や人物像を櫻井よしこさんが読み解いた一冊。同書ではまず、安倍氏と明治日本をつくりあげた偉人たち、吉田松陰・橋本左内・井上毅・伊藤博文ら、との共通点をあげ、安倍氏の志がどこを向いていたのかを問い直す。「取り戻す」とした「日本」とはどんな姿だったのか? 「美しい国」とは? 櫻井さんと安倍氏の対談も収録されており、親しかった櫻井さんの前でだけこぼした言葉も。一周忌を機に、改めてその死の意味を問う一冊となっている。

1位『VISION 夢を叶える逆算思考』三笘薫[著](双葉社)

サッカーワールドカップ・カタール大会出場の立役者であり、“三笘の1ミリ”で世界を驚かせた三笘薫選手。同選手の初の著書『VISION 夢を叶える逆算思考』(双葉社刊)が出版。普通のサッカー少年だった三笘選手が、今や日本を代表する選手にまで成長し、なぜ“世界のMITOMA”と評価されるようになったのか。三笘選手を形作る「120のメソッド」を全公開―!(双葉社ウェブサイトより)

2位『マンガ ぼけ日和』矢部太郎[著]長谷川嘉哉[原案](かんき出版)

『大家さんと僕』『ぼくのお父さん』など話題作を生み出してきた著者が、認知症患者とその家族の日常を描いた!認知症の症状の進行具合を四季(春・夏・秋・冬)に分けて、それぞれの時期に認知症患者さんにどんな変化が起こり、介護者さんはどう対応したら良いのかがわかる構成。笑って、泣けて、不安がやわらぐ本です。(かんき出版ウェブサイトより)

3位『ツユクサナツコの一生』益田ミリ[著](新潮社)

マスク生活2度目の春を過ごす、32歳・漫画家志望のナツコ。社会の不平等にモヤモヤし、誰かの何気ない一言で考えをめぐらせ、ナツコは「いま」を漫画に描く。描くことで、世界と、誰かと、自分と向き合えるから。“わかり合える”って、どうしてこんなに嬉しいんだろう――。自分の「好き」を大切に生きる、「あなた」に贈る物語。(新潮社ウェブサイトより)

4位『安倍晋三が生きた日本史』櫻井よしこ[著](産経新聞出版)

5位『米銀行破綻の連鎖から世界大恐慌の道筋が見えた』副島隆彦[著](徳間書店)

6位『亡くなった人が、あなたに知ってほしい40の真実』サトミ[著](幻冬舎)

7位『母という呪縛 娘という牢獄』齊藤彩[著](講談社)

8位『ほどよく忘れて生きていく 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』藤井英子[著](サンマーク出版)

9位『102歳、一人暮らし。 哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方』石井哲代[著]中国新聞社[著](文藝春秋)

10位『人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』長谷川敦[著](旬報社)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 7月11日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年7月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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