次に大ヒットするコミックは荒川弘「黄泉のツガイ」? 「呪術廻戦」や「SPY×FAMILY」も受賞したマンガ賞で大賞獲得 最新5巻も発売中[コミックスベストセラー]

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 9月26日トーハンの週間ベストセラーが発表され、コミックス第1位は『ブルーロック(26)』が獲得した。
 第2位は『葬送のフリーレン 11』。第3位は『ウマ娘 シンデレラグレイ 12』となった。

 4位以下で注目は9位にランクインした『黄泉のツガイ(5)』。「鋼の錬金術師」や「アルスラーン戦記」「百姓貴族」で知られる荒川弘さんの最新作、第5巻。俗世界から隔離された山奥の村で育った少年ユルが主人公。謎の襲撃者に村が襲われ、異能の存在“ツガイ”を操る能力を得たユルは両親の行方を探すために双子の妹アサを追い外界に降り立つ。スピード感溢れるバトルや緊迫のストーリー展開、謎多き世界設定が人気を博し、「ハガレン」ファンからも大好評となっている。ツガイは2つの性質をもつ対となる異形の存在。ユルの操るツガイは村の守り神だった“左右様”。

 同作は9月27日に発表された「第7回 みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞」で大賞を受賞した。同賞は2016年にはじまった次にヒットするであろう“ネクストブレイク”コミック作品を読者投票によって決めるマンガ賞。対象は単行本が最大5巻まで発売している未完結の漫画作品。これまで「約束のネバーランド」や「ブルーピリオド」「呪術廻戦」「SPY×FAMILY」などが受賞し、後に大ヒットとなっている。作者の荒川弘さんは描き下ろしイラストのコメントで《たくさんの投票ありがとうございます!!》と受賞の喜びをあらわしている。

1位『ブルーロック(26)』金城宗幸[原作]ノ村優介[漫画](講談社)

カイザーインパクトが炸裂し、再びドイツがリードした“新英雄大戦“第5戦。大接戦の戦場に、ついに指導者も参戦!“王冠配達士”たる所以を存分に発揮するスナッフィーに、潔の“超越視界”は太刀打ちできるのか!そして躍動する潔の姿に“光”を見たベンチの氷織は──。馬狼とカイザーも2得点目に飢える極限の “競争下”で、今こそ問われるストライカーの真価!!(講談社ウェブサイトより)

2位『葬送のフリーレン 11』山田鐘人[原作]アベツカサ[作画](小学館)

歴史上で最も多くの魔族を葬り去った魔法使い・フリーレン。人類と魔族の“人を知る”旅路は、極北の黄金都市で交叉した。物語は、糾える因縁を輝かしく散らす。英雄たちの“本心”を映し出す後日譚(アフター)ファンタジー!(小学館ウェブサイトより)

3位『ウマ娘 シンデレラグレイ 12』久住太陽[漫画]杉浦理史[脚本]Pita[脚本]伊藤隼之介[漫画企画構成]Cygames[原作](集英社)

スーパークリークの勝利で幕を下ろした天皇賞(秋)。惜しくも敗れたオグリキャップは、自分の走りに足りない“何か”に悩み模索していた時、バンブーメモリーから、ある申し出をされる…。(集英社ウェブサイトより)

4位『宇宙兄弟(43)』小山宙哉[著](講談社)

5位『ミステリと言う勿れ 13』田村由美[著](小学館)

6位『転生したらスライムだった件(24)』伏瀬[原作]川上泰樹[漫画]みっつばー[キャラクター原案](講談社)

7位『異世界おじさん 10』殆ど死んでいる[著](KADOKAWA)

8位『ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム 1』保谷伸[漫画]文殊咲[脚本]Cygames[原作](集英社)

9位『黄泉のツガイ(5)』荒川弘[著](スクウェア・エニックス)

10位『ブルーロック-EPISODE 凪-(3)』金城宗幸[原作]三宮宏太[漫画]ノ村優介[キャラクターデザイン](講談社)

〈コミックスランキング 9月26日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年9月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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