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- リカバリー・カバヒコ
- 価格:1,760円(税込)
10月3日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『あなたが誰かを殺した』が獲得した。
第2位は『777 トリプルセブン』。第3位は『幼女戦記 14 Dum spiro,spero -下-』となった。
4位以下で注目は7位『リカバリー・カバヒコ』。2021年本屋大賞で2位を獲得した『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)や、『赤と青とエスキース』(PHP研究所)など心が温かくなる連作短編で知られる青山美智子さんの最新作。とある公園に佇むカバの遊具、カバヒコには自分の治したい部分を触ると回復するという伝説がある。カバヒコのもとを訪れ様々な悩みを打ち明ける人々の「回復」を描いた連作短編集だ。
青山さんは刊行記念のインタビューで《編集者さんと初めて『リカバリー・カバヒコ』の打ち合わせをしたのは二〇二〇年の五月で、どこのお店に行ってもコロナ対策のアクリル板がある時だったんです。その時の自分は元気いっぱいの状態だったので、カフェでアクリル板越しにカバの話をしながら、「世界のリカバリーの願いを込めて書きます!」という気持ちだったんですよね。》と当初の構想を告白。しかし連載を続けるうちに体調を崩してしまい、《それが、だんだん世の中が落ち着いてくるのとスライドして具合が悪くなってきて、私自身がリカバリーしなければいけない状態になってしまった。》と告白。一方で《休んでいる間、体の回復ということについてすごく考える時間があったんです。最初にプロットを立てた時、心も体もすごく元気な状態でこのお話を考えていた時にはまだ、自分の中にはなかった感情がたくさん生まれてきました。その経験が、『リカバリー・カバヒコ』を完成させるためには必要だったのかなと思っています。》と体調不良が物語に深みをもたらしたことを告白している。インタビューではカバヒコの着想のもととなった実在のスポットや、各短編に登場する人物一人一人に込めた思いもたっぷりと語っている。
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- あなたが誰かを殺した
- 価格:1,980円(税込)
1位『あなたが誰かを殺した』東野圭吾[著](講談社)
★★★ミステリ、ど真ん中。★★★最初から最後までずっと「面白い!」至高のミステリー体験。閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。(講談社ウェブサイトより)
2位『777 トリプルセブン』伊坂幸太郎[著](KADOKAWA)
そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。そして――累計300万部突破、殺し屋シリーズ書き下ろし最新作『マリアビートル』から数年後、物騒な奴らは何度でも!やることなすことツキに見放されている殺し屋・七尾。通称「天道虫」と呼ばれる彼が請け負ったのは、超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだった――。時を同じくして、そのホテルには驚異的な記憶力を備えた女性・紙野結花が身を潜めていた。彼女を狙って、非合法な裏の仕事を生業にする人間たちが集まってくる……。そのホテルには、物騒な奴らが群れをなす!(KADOKAWAウェブサイトより)
3位『幼女戦記 14 Dum spiro,spero -下-』カルロ・ゼン[著](KADOKAWA)
我ら帝国軍航空魔導師。我に抗いうる敵はなし東部戦線は、地獄である。迫りくる敵軍。破滅していく友軍。まともに食えず飲めず眠れず。それでも戦争は終わらない。終わりの先延ばしに過ぎない勝利を求め、ターニャは魔導部隊を率いて戦場を疾駆し、吼える。我ら帝国軍航空魔導師、と。我に抗いうる敵はなし、と。
そして、ゼートゥーアはついに成し遂げる。世界の敵の面目躍如たるかな、と。これは黄昏時に輝く魔導師と、世界の敵たるべく暗躍する老人の物語。(KADOKAWAウェブサイトより)
4位『すべての恋が終わるとしても -140字の恋の話-』冬野夜空[著](スターツ出版)
5位『近畿地方のある場所について』背筋[著](KADOKAWA)
6位『八男って、それはないでしょう! 28』Y.A[著](KADOKAWA)
7位『リカバリー・カバヒコ』青山美智子[著](光文社)
8位『魔王様、リトライ! 9』神埼黒音[著](双葉社)
9位『すべての恋が終わるとしても -140字のさよならの話-』冬野夜空[著](スターツ出版)
10位『異世界ゆるり紀行15 子育てしながら冒険者します』水無月静琉[著](アルファポリス)
〈文芸書ランキング 10月3日トーハン調べ〉
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