スマホを手放すのはなぜ難しいのか 10代にも知っておいてほしい脳の仕組みを解説した『メンタル脳』がベストセラー

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 1月23日トーハンの週間ベストセラーが発表され、新書第1位は『話す力 心をつかむ44のヒント』が獲得した。
 第2位は『メンタル脳』。第3位は『大常識』となった。

 2位に初登場の『メンタル脳』は、2020年に発売され2021年に大ヒットとなった『スマホ脳』の著者でスウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンさんの最新作。ハンセンさんは2022年にうつや不安障害を生み出す脳の仕組みを解説した『ストレス脳』を刊行した。同書の中で現代人のメンタルはデジタル社会が拍車をかけ「史上最悪」の状態に陥っていると警告し、ストレスや不安を和らげ、付き合っていく方法を解説していた。本書は児童文学作家のマッツ・ヴェンブラードさんとともに、『ストレス脳』を10代の若者にもわかりやすく書き直した一冊だ。スマホを手放すのが難しい理由――スマホアプリの多くは脳に快楽物質を溢れさせる「報酬系」の仕組みを利用しているため――、運動や睡眠は脳にどのような影響を与えるのか、感情はなんのために存在しているのか、など若者に知っておいてほしいトピックが満載だ。同書はスウェーデンの4000の学校で配られ、多くの若い読者たちに読まれているという。彼らを見守る親世代にもおすすめの一冊だ。

1位『話す力 心をつかむ44のヒント』阿川佐和子[著](文藝春秋)

日本人だからこその会話の妙や楽しみ方はあるはず――。初対面の相手との会話から、認知症の親の介護や家庭円満の秘訣、会議や会食まで。インタビュアーを三十年以上続けているアガワが披露するとっておきのエピソードとコミュニケーション術。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『メンタル脳』アンデシュ・ハンセン[著]マッツ・ヴェンブラード[著]久山葉子[訳](新潮社)

「史上最悪のメンタル」と言われる現代人。とりわけ若年層の心の問題は世界的に深刻だ。ユニセフが警告を発し、アメリカ政府は「国家的危機」とまで言及、日本でも高校生の30%、中学生の24%、小学4~6年生の15%が中等度以上のうつ症状を訴えているとの調査結果もある。脳科学からメンタルの問題を解説した世界的ベストセラー『ストレス脳』をあらゆる世代向けに、わかりやすくコンパクトにした〈心の取説(トリセツ)〉。(新潮社ウェブサイトより)

3位『大常識』百田尚樹[著](新潮社)

どう考えてもおかしいやろ。政治家は余計なことばかりしている。自称リベラルは多数の意見を踏みにじっている。人権派は犯罪者のほうばかりを向いている。願うだけで平和が維持できると考えるバカがはびこっている。新型コロナワクチンの批判はタブーになり続けている。道徳心がない奴がのさばっている――非常識に満ちたこの世界に、今こそ必要なのは「大いなる常識」だ。ベストセラー作家が振るう怒りの鉄拳!(新潮社ウェブサイトより)

4位『世界のニュースを日本人は何も知らない5 -なんでもありの時代に暴れまわる人々-』谷本真由美[著](ワニブックス)

5位『コロナワクチン その不都合な真実 世界的権威が明かすmRNAワクチンの重大リスク』アレクサンドラ・アンリオン=コード[著]鳥取絹子[訳](詩想社)

6位『磯田道史と日本史を語ろう』磯田道史[著](文藝春秋)

7位『日本史を暴く 戦国の怪物から幕末の闇まで』磯田道史[著](中央公論新社)

8位『世界は経営でできている』岩尾俊兵[著](講談社)

9位『ニッポンが壊れる』ビートたけし[著](小学館)

10位『グリム、イソップ、日本昔話 人生に効く寓話』池上彰[著]佐藤優[著](中央公論新社)

〈新書ランキング 1月23日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2024年1月27日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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