池澤春菜絶賛 中国発ハードSF『三体』は普遍性を持った作品

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    三体
    劉 慈欣  著/大森 望  訳/光吉 さくら  訳/ワン チャイ  訳/立原 透耶  監修
    価格:2,090円(税込)

 9月3日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『希望の糸』が獲得した。
 第2位は『アラフォー賢者の異世界生活日記(10)』。第3位は『夏の騎士』となった。

 4位以下で注目は10位にランクインした『三体』。中国発のハードSFという異例の作品ながらトーハンベストセラーランキング文芸書部門では5週連続ランクイン。文芸評論家の円堂都司昭さんは《SFならではの醍醐味が横溢(おういつ)している作品》と評し、作家で女優の池澤春菜さんも《想像し得ないものを、ありありと目の前に描き出してくれる。世界の外にある世界の存在を示唆する》小説だと絶賛している。中国で生まれた作品と聞くと、読者の側も先入観を持ち構えてしまいがちだが、池澤さんは《非常に中国らしいと同時に世界に通ずる普遍性を持っている。中国の近代歴史と登場人物たちの境遇や心境が見事にシンクロする。だが、そこで描かれる思いや葛藤は、誰しもが持つものだ。今、国として大きく発展を遂げている中国だからこそ描ける物語でもある》と解説。また三部作であることから《わたし、これを読み切るまでは死ねない》と続刊を待ち望んでいる。
https://www.bookbang.jp/review/article/581761
https://www.bookbang.jp/review/article/581749

1位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

東野圭吾の最新長編書き下ろしは、「家族」の物語。「死んだ人のことなんか知らない。あたしは、誰かの代わりに生まれてきたんじゃない」ある殺人事件で絡み合う、容疑者そして若き刑事の苦悩。どうしたら、本当の家族になれるのだろうか。閑静な住宅街で小さな喫茶店を営む女性が殺された。捜査線上に浮上した常連客だったひとりの男性。災害で二人の子供を失った彼は、深い悩みを抱えていた。容疑者たちの複雑な運命に、若き刑事が挑む。(講談社ウェブサイトより)

2位『アラフォー賢者の異世界生活日記(10)』寿 安清[著](KADOKAWA)

二人の美少女魔導士、おっさん顔負けの大冒険をする!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『夏の騎士』百田尚樹[著](新潮社)

人生で最も大切なもの。それは、勇気だ。ぼくが今もどうにか人生の荒波を渡っていけるのは、31年前の出来事のおかげかもしれない――。昭和最後の夏、ぼくは仲の良い友人2人と騎士団を結成する。待ち受けていたのは、謎をめぐる冒険、友情、そして小さな恋。新たなる感動を呼び起こす百田版「スタンド・バイ・ミー」、遂に刊行。(新潮社ウェブサイトより)

4位『むらさきのスカートの女』今村夏子[著](朝日新聞出版)

5位『とあるおっさんのVRMMO活動記(19)』椎名ほわほわ[著](アルファポリス発行/星雲社発売)

6位『神達に拾われた男(7)』Roy[著](ホビージャパン)

7位『ノーサイド・ゲーム』池井戸潤[著](ダイヤモンド社)

8位『罪の轍』奥田英朗[著](新潮社)

9位『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』大島真寿美[著](文藝春秋)

10位『三体』劉慈欣[著]立原透耶[監修]大森 望、光吉さくら、ワン チャイ[訳](早川書房)

〈単行本 文芸書ランキング 9月3日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2019年9月7日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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