もし、日本という国がなかったら

もし、日本という国がなかったら

著者
ロジャー・パルバース [著]/坂野 由紀子 [訳]
出版社
KADOKAWA
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784044004552
発売日
2019/02/23
価格
1,100円(税込)

内容紹介

「日本という国は世界にとって、なくてはならない必要な存在」――。
 1957年10月、ロスの夜空に描かれたスプートニクの軌跡に衝撃を受け、天文学者にあこがれた13歳の著者は、翌日から独学で、そしてUCLA、ハーバード大学大学院でロシア語を学ぶ。
 その後、米国学生協会の奨学金でワルシャワ大学へ留学した著者だったが、実はCIAの隠れみのだった同協会の身代わりにされ、スパイ容疑に。ジョンソン政権をゆるがす事件に、一度は恋人のいるパリへわたるが、破局してやむなく帰国。しかし、迫り来るベトナム戦争の徴兵から逃げるため、今度はまったくの未知の国・日本へと向かった――。
 本書は、その数奇な人生とともに、魅了された文化や日本人の特質に迫る愛あふれる日本論。
 精力的に英訳し、世界へと広く紹介した宮沢賢治、師と仰ぐ若泉敬、親友・井上ひさし、大島渚など多くの文化人とのエピソードを交え、俳句、古典、能や祭といった伝統文化、美しい言語や美術、稀に見るサービス精神や再デザイン能力など、世界に誇る日本の魅力を語り尽くす。

データ取得日:2024/04/20  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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