14歳、明日の時間割

14歳、明日の時間割

著者
鈴木 るりか [著]
出版社
小学館
ジャンル
文学/日本文学、小説・物語
ISBN
9784093865241
発売日
2018/10/17
価格
1,430円(税込)

内容紹介

文学界騒然の中学生作家待望の第2弾小説!

現在、青春時代のまっただ中にいる方はもちろん、学生時代が遠い昔という大人や遥か彼方という熟年世代まで、どんな世代も共感できる、笑える、そしてホロッと泣ける、全方位型エンジョイ小説の誕生です。
短編小説を学校の時間割に見立て、7つの物語が展開されます。

短編小説が入賞。作家となった少女への国語の先生のお願いとは。半分は私小説を思わせる作品。

家庭科を得意とする少年が抱える事情と、見守る少女の想い。思わずキュン涙必至です。

都会への転校を前に、孤独感に苛まれる少年の再生物語。少年の孤独と不安を癒やしたのは……。

ダメな大人たちに囲まれた少年のピュアな成長ダイアリー。中学生目線の鋭い大人描写が胸に迫ります。

孤独な少女の心の葛藤と青春。ヒリヒリした中学生ならではの複雑な感情に、誰もが共感を覚える一編。

体育が大の苦手な少女が決意した大きな挑戦と努力。彼女の周りの人々の生き様と「生きる」ことへの希望。

夢を持ち続ける大人、先生の苦悩とリアルな心情。大人はいつまで夢をみていいのか。
全7編。

【編集担当からのおすすめ情報】
デビュー作にして10万部のベストセラーとなった「さよなら、田中さん」の続編希望の声が多い中、「これだけ、と思われたくないのでまったく違う作品を書きます」と始まった挑戦。何度もハードルの高い宿題、改稿を乗り越えたあげく、彼女でしか書き得ない、珠玉の短編集が誕生しました。
この瑞々しさ!この感性!
いたるところで共感し、爆笑し、懐かしく想い、目からウロコが落ち、ハッとさせられ、そしてホロッと泣いてしまう。全世代が心から愉しめる一冊です。
「私たちが、同時代に鈴木るりかという作家を得たこと。これは事件だし僥倖だし大きな希望です」という俵万智さんのことばを、誰もが実感できる傑作です。
装画は大人気の矢部太郎さん(カラテカ)。小説への描き下ろしイラストは初となります。カバーイラストはもちろん、表紙や扉、各章終わりなど随所で素敵なイラストが愉しめます。

データ取得日:2024/04/19  書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます