伊勢物語 2020年11月
内容紹介
「みやび」の全てがここにある
ちはやぶる神代も聞かず竜田川からくれなゐに水くくるとは(第106段)
在原業平と思しき「ある男」の生涯を描き切った、全125段からなる本邦最古の歌物語。よく歌い、よく生き、よく愛した男の姿からは、平安の世の「みやび」があざやかに浮かび上がり、場面場面で歌われる名歌は、日本的な美のあり方を現代に伝える。「源氏物語」など後世の文学にも多大な影響を与えた作品世界を、恋愛小説の名手がやさしく案内する。
データ取得日:2024/04/29
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます