ペストの記憶 (英国十八世紀文学叢書[第3巻 カタストロフィ])
内容紹介
★パンデミック——見えない恐怖
ロンドンで約10万人の死者を出したペスト大流行の詳細を、当時の公的文書や個人の記録などを基に再現した小説。伝染病の爆発的流行や都市型災害の勃発、その拡大と対策に関する貴重なドキュメントとして、今日も読み継がれている古典である。
現代日本の読者に読みやすいよう、平易な語り口で訳し、さらに原典にはない章分けを加えて、展開や構成をわかりやすくした。
当時のロンドンの詳細な地図や訳注も付して、資料も充実。
群像新人文学賞評論部門を受賞し、文芸批評でも活躍している英文学者による、画期的な新訳。
データ取得日:2024/04/25