芥川賞の偏差値

芥川賞の偏差値

著者
小谷野敦 [著]
出版社
二見書房
ISBN
9784576170299
発売日
2017/02/13
価格
1,650円(税込)

内容紹介

芥川賞はまことに奇妙な文学賞である。
『火花』は? 『太陽の季節』は? 最高偏差値は?

【第1回から最新回まで164作をランク付け! 掟破りの日本文学史】
お前の判断基準は何なのだ、と問われるかもしれない。
かねて言っている通り、文学にせよ音楽、美術、演劇にせよ、普遍的で科学的なよしあしの判断というのはできない。
ただ多くの古典的なものや批評を自分で読んだりして、自己の責任で判断するものだ。
もちろんその際に、さまざまな批評用語(これは「批評理論」のことではない)を用いて弁論するのは当然のことだ。
しかし、ここで必要なのは「対話的精神」である。自分がよくないと思った作品でも、他人がいいと言ったら、その言に耳を傾ける必要がある。
(本書「まえがき」より)

データ取得日:2024/04/21