今鳴いた烏がもう笑った 鬼頭智子作品集
内容紹介
父は画家の鬼頭曄、叔母は木村伊兵衛賞受賞の写真家の今道子という芸術一家で育った画家の初作品集。詩人の高橋睦郎氏、イラストレーターの宇野亞喜良氏による解説も収録。
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高橋睦郎氏や宇野亞喜良氏が推薦する日本画家による、待望の初作品集。
初期作品から最新作まで約120点による諧謔味ある人々の桃源郷。
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「彼ら、彼女らはいったい何処から来たのか。頁をめくりつつ、私たちは考えこんでしまう。じつは、悪戯好きで心優しい画家は騙し絵のようにさりげなくヒントを紛れこませてくれている。」
――高橋睦郎(詩人)
「彼女の描く世界は、ちょっと奇妙である。昨夜、ちょっと冥界に行って来まして、少しさびしいけれど、なかなか楽しいところでしたよ、と報告してくれているような、少し恐くって、少しおかしくて、少し悲しくて、一人遊びの少女の精神世界のようなものかもしれない。」
――宇野亜喜良(イラストレーター)
(描かれる人物へのこだわりは)ちょっと抜けてる上に、いつも怠けたいなあと思ってるような頼りない人ですかね。別にそういう人が好きなわけでもないけど出てきちゃうっていうか、またそういう人がいたっていいんじゃないのって……自分のことですかね。
――本書「鬼頭智子インタビュー」より
【著者プロフィール】
鬼頭智子(きとう ともこ)
1974年、鎌倉生まれ。父の影響で、絵画に興味を持つ。2001年、東京銀座のギャラリー巷房にて初個展。以来、ほぼ隔年で同ギャラリーにて個展を開催。
データ取得日:2024/04/24
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