『僕はいかに逆境をのり越え世界一翻訳された作家になったのか』

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『僕はいかに逆境をのり越え世界一翻訳された作家になったのか』

[レビュアー] 産経新聞社

小説『真夜中は別の顔』などで知られ、世界で3億冊以上を売った米ベストセラー作家の自伝。17歳で世をはかなみ自殺を考えたエピソードから始まり、波乱の人生をにおわせる。

苦学しながら通った大学を中退したものの、ひょんなことから自作の楽曲が評価され、ショービジネスの世界へ。そこからシナリオライターの道が開け、芝居や映画で多くのヒットを飛ばしていく。

何度も訪れる不遇や逆境を乗り越える展開はジェットコースターのよう。ケーリー・グラントやマリリン・モンローら往年の銀幕のスターも登場し、映画の裏側が読める。(シドニー・シェルダン著、エリコ・ロウ訳/出版文化社・2530円)

産経新聞
2023年6月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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