「メディアウォッチングA」で新しい兆しを感じるキーワードを発見したら、次のステップは「選ぶ」から「創る」。コンセプトメイキングの発想訓練、「メディアウォッチングB」に移ります。
メディアウォッチングB
テーマは、「新しい価値づくりをしよう」です。
選ばれた複数のキーワード(情報)を組み合わせ、新しい関係、新しい価値を創ってください。(同書92ページより)
Aで選ばれたキーワードを2~3本組み合わせ、新しい価値あるもの、ユニークなサービス、これから動き出しそうなビジネスなどを考えてみよう、というトレーニングです。
STEP3. 「人間中心」の発想センスを磨く
いかに独創的な発想であっても、そこに人間に対する心くばりがなければ無意味です。いま、そしてこれからのビジネスでは、人間を思いやる感覚の差が、企業の競争力の違いになります。
例えば「イオングループ」は、働く女性の子育てニーズに応えようと、ショッピングセンターを活用し育児支援のインフラづくりをすすめています。これが人間中心の発想センスであり、競争力の源泉なのです。
________________________________________
高橋氏が育ったコピーライターの世界では、伝統的に、とにかく量を書かせる訓練が行われています。「脳内破壊の100本ノック」ともいわれるそのトレーニングの目的は、新人に対して「知識も体験もない」ことを自覚させるためです。「発想センス」を磨くための訓練も同様です。「これからは『量こそ質』」と高橋氏は言います。
「センスがないから」とあきらめるのは意味がありません。他人や他社との違いを生み出すためには、「好き」を極め、「未知」に分け入ってどんどんインプットしましょう。「センス」はだれでも磨くことができるのですから。
株式会社日本実業出版社のご案内
ビジネス書、教養書、実用書を中心とした書籍を出版している日本実業出版社の公式サイト。新刊情報を中心に、読者のみなさまに役立つ本の情報をお届けします。また著者インタビューやイベントレポートなど、書籍にまつわるここだけの話を特集・記事にてお読みいただけます。
関連ニュース
-
ダイエットに失敗するのは誰のせい? 私たちは「習慣」に支配されている――よい習慣を身につけ、悪い習慣を断ち切ろう
[ニュース](自己啓発/倫理学・道徳)
2016/07/08 -
「【上司】自分の提案を、横取りするか邪魔する人。」ビジネス用語の真意を解説した禁断の書が突如1位に!【新書・ベストセラー】
[ニュース](日本の小説・詩集/哲学・思想/経営・キャリア・MBA/ジャーナリズム/マスメディア)
2016/10/14 -
中瀬ゆかり「読みだしたら止まらなくなった」前代未聞の企てを画策する熱い男達に興奮
[ニュース/テレビ・ラジオで取り上げられた本](コミック/哲学・思想/歴史・時代小説)
2016/08/26 -
【手帖】楽しみながら統計学を!
[ニュース/リリース](数学/経営・キャリア・MBA/統計学・数学)
2016/05/13 -
コンビニコーヒーが高級ホテルのコーヒーより美味しい理由 久米宏、壇蜜も納得
[ニュース/テレビ・ラジオで取り上げられた本](クッキング・レシピ/教育学)
2016/03/24