新川優愛 金原ひとみの最新刊を読み「大切な人ほど引いて見ることが大事」と共感

テレビ・ラジオで取り上げられた本

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 1月14日放送のTBS「王様のブランチ」のブックコーナーに作家の金原ひとみさんが出演し、最新作『クラウドガール』(朝日新聞出版)について語った。

■姉妹と母親の関係性を描いた新たな代表作

 2004年芥川賞を受賞した金原さんは女性たちの内面を鋭く描いた作品で定評がある。最新作『クラウドガール』は両極端な性格の姉妹が主人公。感情の赴くままに行動する妹と規律正しく堅実な姉。2人の関係は姉の指示によって母親を見殺しにしたことにより歪みはじめる。姉と妹、姉妹と母親との関係性を描いた金原さんの新たな代表作だ。

 現在パリ在住の金原さんには9歳と5歳の娘がいるという。母親でさえ「ちょっとあきれるくらいの姉妹愛」と2人の様子を明かし「すっごい密だなと実感して、女同士の渦巻くような関係を書いてみたいと思った」とこの作品にも反映されていると語った。

■依存し過ぎてしまうと……

 番組MCの新川優愛さん(23)は「2人とも何だかんだ、2人がいないとダメ、依存してしまっているのかなと思う。自分自身も濃い関係の人、大切だと思う人ほど、ちょっと引いて見ることって大事なのかな」と感想を語る。そして「依存し過ぎてしまうと、少しのことで歯車が狂ってしまって、気づかないうちに全部崩れてしまってとなって取り返しのつかないことというのが出てくるのかなと思う」と衝撃の一作にも共感をあらわしていた。

 また番組解説者で早稲田大学文学学術院准教授の市川真人さんは、作品のなかに金原さんの「進化の足跡」がみえると語る。妹の行動には『蛇にピアス』(集英社)の頃のエキセントリックな部分、作家の母親を描いた部分には30代になった金原さんの落ち着き、その両方が作品のなかにみえる、と解説した。

王様のブランチ」はTBSにて毎週土曜日9:30から放送中。

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年1月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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