「読み手に伝わりやすい資料」をつくるデータ表現 5つのヒント――Google流 資料作成術

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なぜあなたの資料は伝わらないのか

「自分がつくった資料が『わかりにくい』と言われてしまう」「プレゼンで言いたいことが伝わらない」「データを上手に見せる方法がわからない」などの悩みはありませんか?

『Google流 資料作成術』の著者であるコール・ヌッスバウマー・ナフリック氏は、「仕事をしていると、たくさんのひどいグラフを目にします」と、やや厳しい言いかたで現状を嘆いています。彼女の言う「ひどいグラフ」とは、「読み手にデータをただ見せるだけで、データが語るストーリーを伝えられないグラフ」のことです。

ナフリック氏は、データ分析業務を経験した金融機関や、その後入社したグーグルで、データをわかりやすく伝えるビジュアル表現について研鑽をつみました。そしてついには、グーグルで「データビジュアライゼーション研修」の開発を担当するほどの技術を身につけました。現在は「ひどいパワーポイントを世界からなくす」ことをミッションに、アメリカやヨーロッパでワークショップを開き、その技術を100を超える組織のビジネスパーソンや学生たちに伝えています。

『Google流 資料作成術』においてナフリック氏は、「データを使って、誰に、何を、どのように伝えるのか」というコミュニケーション全般を解説しています。それはつまり、「データを使ってストーリーを語る」ことです。データによって人を動かしたければ、読み手にメッセージが伝わる資料をつくる必要があります。

ここではナフリック氏のノウハウのすべてを紹介することはできませんが、同書から、読み手に伝わりやすいデータ表現のヒントを、少しだけピックアップしてみます。

罫線は邪魔者?

まずは、下の表を見てください。


『Google流 資料作成術』43ページより

いかがでしょうか。一見すると、私たちのまわりによくある普通の表に見えますが、データよりも太い罫線が目立ってしまっています。そのため、本来見せたい数字がわかりにくくなっています。それは、次の2つの表と比べると一目瞭然です。


同書 43ページより

左の表は罫線を薄くしてあります。さらに右の表では、格子状の罫線をなくし、わずか1本の薄い横罫だけにしています。もっともデータが際立って見えるのは右の表ですね。

罫線は、あくまで表を見やすくするためのものです。必要があって使う場合は薄いグレーなどにして、できるだけ目立たないようにしましょう。

日本実業出版社
2017年2月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

日本実業出版社

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