-
- Google流 資料作成術
- 価格:2,200円(税込)
なぜあなたの資料は伝わらないのか
「自分がつくった資料が『わかりにくい』と言われてしまう」「プレゼンで言いたいことが伝わらない」「データを上手に見せる方法がわからない」などの悩みはありませんか?
『Google流 資料作成術』の著者であるコール・ヌッスバウマー・ナフリック氏は、「仕事をしていると、たくさんのひどいグラフを目にします」と、やや厳しい言いかたで現状を嘆いています。彼女の言う「ひどいグラフ」とは、「読み手にデータをただ見せるだけで、データが語るストーリーを伝えられないグラフ」のことです。
ナフリック氏は、データ分析業務を経験した金融機関や、その後入社したグーグルで、データをわかりやすく伝えるビジュアル表現について研鑽をつみました。そしてついには、グーグルで「データビジュアライゼーション研修」の開発を担当するほどの技術を身につけました。現在は「ひどいパワーポイントを世界からなくす」ことをミッションに、アメリカやヨーロッパでワークショップを開き、その技術を100を超える組織のビジネスパーソンや学生たちに伝えています。
『Google流 資料作成術』においてナフリック氏は、「データを使って、誰に、何を、どのように伝えるのか」というコミュニケーション全般を解説しています。それはつまり、「データを使ってストーリーを語る」ことです。データによって人を動かしたければ、読み手にメッセージが伝わる資料をつくる必要があります。
ここではナフリック氏のノウハウのすべてを紹介することはできませんが、同書から、読み手に伝わりやすいデータ表現のヒントを、少しだけピックアップしてみます。
罫線は邪魔者?
まずは、下の表を見てください。
いかがでしょうか。一見すると、私たちのまわりによくある普通の表に見えますが、データよりも太い罫線が目立ってしまっています。そのため、本来見せたい数字がわかりにくくなっています。それは、次の2つの表と比べると一目瞭然です。
左の表は罫線を薄くしてあります。さらに右の表では、格子状の罫線をなくし、わずか1本の薄い横罫だけにしています。もっともデータが際立って見えるのは右の表ですね。
罫線は、あくまで表を見やすくするためのものです。必要があって使う場合は薄いグレーなどにして、できるだけ目立たないようにしましょう。
株式会社日本実業出版社のご案内
ビジネス書、教養書、実用書を中心とした書籍を出版している日本実業出版社の公式サイト。新刊情報を中心に、読者のみなさまに役立つ本の情報をお届けします。また著者インタビューやイベントレポートなど、書籍にまつわるここだけの話を特集・記事にてお読みいただけます。
関連ニュース
-
限られた時間を無駄なく成果につなげる、アウトプットの技術――生産性を高めるには、インプットとアウトプットが不可欠だ
[ニュース](ビジネス実用)
2019/03/19 -
「小物」と思われない「飲み会トラブル」対応術――飲み会を制するものは仕事を制す
[ニュース](ビジネス実用)
2016/12/13 -
「善く生きる」とは一体どういうこと? 実は身近で役立つ東洋思想――今も活きる「中国4000年の知恵」
[ニュース](哲学・思想)
2016/12/06 -
元銀座No.1ホステスが教える「また会いたい」のはこんな人!――作家・檀れみさんインタビュー
[特集・インタビュー](ビジネス実用)
2016/12/20 -
会議が建設的になり、プレゼン力もUP!オンライン時代に注目を集める「グラレコ」とは?
[ニュース](ビジネス実用)
2021/10/12