本屋大賞ノミネートで48万部突破! 『コーヒーが冷めないうちに』続編も登場【文芸書ベストセラー】

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 3月22日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、単行本 文芸書第1位は『騎士団長殺し 第1部 第2部』が獲得した。
 第2位は『コーヒーが冷めないうちに』。第3位は『君の膵臓をたべたい』となった。

 4位以下で注目は10位にランクインした『この嘘がばれないうちに』。同書は2位にランクインした『コーヒーが冷めないうちに』の続編。前作の7年後を描いた作品だ。「コーヒーが冷めるまでの間だけ過去に戻ることができる」不思議な喫茶店を舞台に、愛する人を想う気持ちが生み出した、不器用でやさしい嘘の顛末が描かれる。前作に登場した「ワンピースの女」の謎も明かされる。『コーヒーが冷めないうちに』は本屋大賞にもノミネートされており、現在48万部を突破しているだけに、今作もベストセラーとなることが見込まれる。

1位『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編 第2部 遷ろうメタファー編』村上春樹[著](新潮社)

その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。(新潮社ウェブサイトより)

2位『コーヒーが冷めないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

お願いします、あの日に戻らせてください-。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。(版元ドットコムより)

3位『君の膵臓をたべたい』住野よる[著](双葉社)

ある日、高校生の僕は病院で1冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていた。こうして、偶然にも【ただのクラスメイト】から【秘密を知るクラスメイト】となった僕。まるで自分とは正反対の彼女に、僕は徐々にひかれていった。だが、世界は病を患った彼女にさえ、平等に残酷な現実をつきつける――。全ての予想を裏切る結末まで、一気読み必至!(双葉社ウェブサイトより)

4位『蜜蜂と遠雷』恩田陸[著](幻冬舎)

5位『私、能力は平均値でって言ったよね!(4)』FUNA[著]亜方逸樹[作画][著](泰文堂)

6位『がん消滅の罠 完全寛解の謎』岩木一麻[著](宝島社)

7位『夫のちんぽが入らない』こだま[著](扶桑社)

8位『青い服の女 新・御宿かわせみ』平岩弓枝[著](文藝春秋)

9位『コンビニ人間』村田沙耶香[著](文藝春秋)

10位『この嘘がばれないうちに』川口俊和[著](サンマーク出版)

〈単行本 文芸書ランキング 3月22日トーハン調べ〉

BookBang編集部

Book Bang編集部
2017年3月25日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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