多和田葉子×松永美穂「街を歩くと、物語が立ちあがる」 『百年の散歩』刊行記念イベント

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 大学卒業後にドイツ・ハンブルクに渡り、日本語とドイツ語のあいだで創作を続けてきた多和田葉子さんがベルリンに住まいを移したのは2006年のことでした。以来、ベルリンを舞台にした小説を書きたいとずっと構想を温めていたと多和田さんは言います。そうして待望の最新刊『百年の散歩』が生まれました。

 ベルリンに実在する10の通りを舞台に、魅惑の小説体験にいざなう本作をめぐって、多和田さんと、親交が深いドイツ文学者で翻訳者の松永美穂さんのお二人にお話しいただきます。

※トーク終了後に、多和田葉子さん、松永美穂さんのサイン会を予定しております。書籍は会場でも販売いたします。なお、時間の都合上、サインはお一人様につき1冊とさせていただきます。予めご了承ください。
※ご購入いただいたチケットは理由の如何を問わず、取替・変更・キャンセルはできません。ご了承ください。
※開場は開演の30分前です。

■日時:2017年4月6(木) 19:00~20:30
■会場:la kagu(ラカグ)2F レクチャースペースsoko
■参加方法:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/017q27ysjtf9.html

多和田葉子(たわだ・ようこ)
1960年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒。82年ドイツ・ハンブルクヘ。91年『かかとを失くして』で群像新人賞を受賞してデビュー。93年『犬婿入り』で芥川賞、2002年『容疑者の夜行列車』で谷崎潤一郎賞、伊藤整文学賞、2011年『雪の練習生』で野間文芸賞ほか、受賞多数。日独二ヶ国語で作品を発表し、2016年にはドイツで最も権威のある文学賞のひとつクライスト賞を受賞。2006年よりベルリン在住。

松永美穂(まつなが・みほ)
1958年愛知県生まれ。早稲田大学教授。著書に『誤解でございます』など。訳書にベルンハルト・シュリンク『朗読者』(毎日出版文化賞特別賞受賞)、ヘルマン・ヘッセ『車輪の下で』、ペーター・シュタム『誰もいないホテルで』、ハンス=ヨアヒム・シェートリヒ『ヴォルテール、ただいま参上!』、インゲボルク・バッハマン『三十歳』など。

2017年3月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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