【手帖】寝かしつけ絵本「おやすみ、エレン」

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 子供を寝かしつけるのにちょうど良いとして、昨年ベストセラーとなったスウェーデン発の読み聞かせ絵本「おやすみ、ロジャー」(カール=ヨハン・エリーン著、飛鳥新社)の第2弾、「おやすみ、エレン 魔法のぐっすり絵本」(同、飛鳥新社・1296円+税)が2月に発売され、シリーズ累計100万部を突破した。

 ゾウのエレンが不思議な森を冒険しながら、モグラやウサギなどと出会うというストーリー。ロジャーと同様に、眠りに誘うための心理学的手法が用いられている。子供は、エレンと一緒に冒険している設定のため、物語が進むにつれ、体の力を抜いたり、気持ちを落ち着かせたりする方法を身に付けていく。例えば、「おなかや背中ももっともっと楽になってきているみたいね」という記述は、具体的な体の部位を示してリラックスさせ、睡眠に誘う方法だという。担当編集者は「絵がより優しく、かわいらしい雰囲気になりました。不眠症に悩む大人の方にも読まれているようです」と話している。

産経新聞
2017年4月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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