4月7日(土)に発売された文芸誌「新潮」(2018年5月号)に、『コンビニ人間』で第155回芥川賞を受賞した村田沙耶香の新作「地球星人」が掲載された。
「地球星人」は、幼少期に「魔法少女として地球を守っている」という思いに取り憑かれた奈月を主人公にした物語。芥川賞受賞以来2年ぶりの長編作品380枚分が一挙掲載されている。
また、本誌では評論家・佐々木敦による新批評「これは小説ではない」の連載がスタートしたほか、評論家・大谷能生が評論家で政治運動家の平岡正明について書いた「(若者たちのための)平岡正明案内」、現在92歳の作家・大城立裕が結婚生活と終末を描いた「あなた」、田中慎弥の小説「日曜日」、黒田夏子の掌編3作「こよみがえし/台木の花/もやだまり」が掲載、長谷川郁夫による評論「編集者 漱石」は今号で最終回を迎えた。
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2018年4月16日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです
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