「もはや一刻の猶予も許されない」丹羽宇一郎が「社長とは何か」を語る一冊

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 1月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『一切なりゆき 樹木希林のことば』が獲得した。
 第2位は『ケーキの切れない非行少年たち』。第3位は『社長って何だ!』となった。

 3位の『社長って何だ!』は元伊藤忠会長で中国大使も努めた丹羽宇一郎さんが社長やリーダーの役割や意義を解説した一冊。企業の社長のみならず、チームや部署などあらゆるグループのリーダーにとって必要な資質や心構えを説いており、決して「社長」だけが読む本ではない。丹羽さんのこれまでの経験に裏打ちされた教訓は建前や綺麗事だけに収まらず、実感を持って伝わる。丹羽さんはまえがきで大手企業の不祥事が続き、エリート層や知識層に対する不信感が高まるなかで、もはや一刻の猶予も許されません。今こそ重ねてリーダーたる社長の精神革命を訴えるべきだと考えました》と述べている。

■新書 ノンフィクションランキング

1位『一切なりゆき 樹木希林のことば』樹木希林[著](文藝春秋)

芝居の達人、人生の達人 今年、惜しくも世を去った名女優が語り尽くした生と死、演技、男と女。それはユーモアと洞察に満ちた樹木流生き方のエッセンスです。(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。(新潮社ウェブサイトより)

3位『社長って何だ!』丹羽宇一郎[著](講談社)

【社長の「本音」がわかれば、仕事は面白くなる!】【部・課長必読! これからのリーダーに必要な「資質と能力」とは?】【一歩前に踏み出す勇気が湧くアドバイスが満載!】(講談社ウェブサイトより)

4位『夫のトリセツ』黒川伊保子[著](講談社)

5位『妻のトリセツ』黒川伊保子[編著](講談社)

6位『偽善者たちへ』百田尚樹[著](新潮社)

7位『いま、幸せかい? 「寅さん」からの言葉』滝口悠生[著](文藝春秋)

8位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[翻訳](筑摩書房)

9位『この世を生き切る醍醐味』樹木希林[著](朝日新聞出版)

10位『上級国民/下級国民』橘玲[著](小学館)

■新書 ノベルスランキング

1位『鬼滅の刃 しあわせの花』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

2位『鬼滅の刃 片羽の蝶』吾峠呼世晴[原作]矢島綾[著](集英社)

3位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』堀越耕平[原作]誉司アンリ[著](集英社)

4位『呪術廻戦 夜明けのいばら道』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

5位『約束のネバーランド ノーマンからの手紙』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

6位『約束のネバーランド ママたちの追想曲』白井カイウ[原作]七緒[小説]出水ぽすか[作画](集英社)

7位『女王と海賊の披露宴 海賊と女王の航宙記』茅田砂胡[著](中央公論新社)

8位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』尾田栄一郎[原作]浜崎達也[著]冨岡淳広、大塚隆史[劇場版脚本](集英社)

9位『呪術廻戦 逝く夏と還る秋』芥見下々[原作]北國ばらっど[著](集英社)

10位『三毛猫ホームズの裁きの日』赤川次郎[著](光文社)

〈新書 ノンフィクション / 新書 ノベルス ランキング 1月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2020年1月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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