「100分 de 名著」で話題 資本主義が破壊し尽くした世界を救う「資本論」に眠る社会ヴィジョンとは

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 1月21日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、新書第1位は『スマホ脳』が獲得した。
 第2位は『自分の頭で考える日本の論点』。第3位は『人新世の「資本論」』となった。

 3位の『人新世の「資本論」』はNHK Eテレの番組「100分 de 名著」に著者が出演し大きな話題となっている。2021年1月の「100分 de 名著」は19世紀の思想家カール・マルクスの「資本論」を特集。著者の斎藤幸平さんは気候変動や環境問題といった喫緊の問題に対応するための社会ビジョンが「資本論」のなかに眠っていると説いている。番組では斎藤さんを指南役として招き、今後どのような社会を構想すべきかを「資本論」から読み解く。現在第3回まで放送済み。第4回は1月25日(月)午後10時25分~10時50分に放送予定。新書は現在発行部数16万部を突破(電子版を含む)。

1位『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン[著]久山葉子[訳](新潮社)

平均で一日四時間、若者の二割は七時間も使うスマホ。だがスティーブ・ジョブズを筆頭に、IT業界のトップはわが子にデジタル・デバイスを与えないという。なぜか? 睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちにあなたの脳が確実に蝕まれていく現実だ。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーがついに日本上陸。(新潮社ウェブサイトより)

2位『自分の頭で考える日本の論点』出口治明[著](幻冬舎)

「経済成長は必要か」「民主主義は優れた制度か」「安楽死を認めるべきか」等々。 ベンチャー企業の創業者であり大学学長、そして無類の読書家である著者が、私たちが直面する重要な論点を紹介しながら、自分はどう判断するかの思考プロセスを解説。 先の見えない時代を生きるのに役立つ知識が身につき、本物の思考力も鍛えられる、一石二鳥の書。(幻冬舎ウェブサイトより)

3位『人新世の「資本論」』斎藤幸平[著](集英社)

人類の経済活動が地球を破壊する「人新世」=環境危機の時代。 気候変動を放置すれば、この社会は野蛮状態に陥るだろう。 それを阻止するためには資本主義の際限なき利潤追求を止めなければならないが、資本主義を捨てた文明に繁栄などありうるのか。 いや、危機の解決策はある。 ヒントは、著者が発掘した晩期マルクスの思想の中に眠っていた。 世界的に注目を浴びる俊英が、豊かな未来社会への道筋を具体的に描きだす!(集英社ウェブサイトより)

4位『百田尚樹の日本国憲法』百田尚樹[著](祥伝社)

5位『世界のニュースを日本人は何も知らない(2) 未曽有の危機の大狂乱』谷本真由美[著](ワニブックス)

6位『ケーキの切れない非行少年たち』宮口幸治[著](新潮社)

7位『現代語訳 論語と算盤』渋沢栄一[著]守屋淳[翻訳](筑摩書房)

8位『脳寿命を延ばす認知症にならない18の方法』新井平伊[著](文藝春秋)

9位『ペルソナ 脳に潜む闇』中野信子[著](講談社)

10位『絶対に挫折しない日本史』古市憲寿[著](新潮社)

〈新書ランキング 1月21日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年1月23日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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