「ファンなら思わず涙するほどの感動」人気シリーズ「しゃばけ」第18弾の魅力とは[文庫ベストセラー]

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 6月29日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(4.5)』が獲得した。
 第2位は『出絞と花かんざし』。第3位は『てんげんつう』となった。

 3位に初登場の『てんげんつう』は畠中恵さんによるファンタジー時代小説シリーズ「しゃばけ」第18弾。日本橋の大店の若だんなが、彼を見守るあやかしたちに守られながら、江戸で起こる怪事件やトラブルを解決していく物語。今作も様々な怪異が登場する5作が収録されている。表題作の「てんげんつう」とはあらゆることを見通すことができる力のこと。猫又からその力をもらった男が若だんなの前にあらわれる。

 文芸評論家の末國善己さんは《本書は、守られる立場だった若だんなが、誰も不幸にならない解決の道筋を見つけることで大切な人々を守ろうとする意味でも、普遍的な闇と向き合い、そこに捕らわれない方法、抜け出す手順を読者に示す意味でも、著しい成長が感じられるはずだ。》と解説。その様子は《ファンなら思わず涙するほどの感動》とも評している。
■【末國善己さんによる書評全文】畠中恵『てんげんつう』
https://www.bookbang.jp/review/article/578437

1位『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編(4.5)』衣笠彰梧[著]トモセシュンサク[イラスト](KADOKAWA)

様々な出来事を乗り越え無人島試験も終了。待望の豪華客船での夏休みが始まった。だが試験は多くの爪痕を残し、龍園が小宮を襲撃した犯人探しを開始、他の生徒達も今までとは違う動きを見せ始めていた。そんな中、綾小路の前に3年の桐山が現れる。「おまえの存在は邪魔でしかないんだ綾小路」告げられたのは南雲の変貌。奇怪な行動を取り始め、綾小路1人に対して、3年生全体による『監視』という奇妙な指令が下される。 一方で告白に対しての答えを返すため、綾小路は一之瀬との約束の場所に向かい――!? 大人気学園黙示録、2年目の夏休みは波乱含み!?(KADOKAWAウェブサイトより)

2位『出絞と花かんざし』佐伯泰英[著](光文社)

京北山の北山杉の里・雲ケ畑で、六歳のかえでは母を知らず、父の岩男、犬のヤマと共に暮らしていた。従兄の萬吉に連れられ、京見峠へ遠出したかえでは、ある人物と運命的な出会いを果たす。京に出たい――芽生えたその思いが、かえでの生き方を変えていく。母のこと、将来のことに悩みながら、道を切り拓いていく少女を待つものとは。光あふれる、爽やかな物語。(光文社ウェブサイトより)

3位『てんげんつう』畠中恵[著](新潮社)

若だんなの前に「天眼通」(てんげんつう)を名乗る男が現れた。過去に未来、人の心まで見通せる能力のせいで嫌われる、と助けを求めてきたのだが。一方、仁吉に惚れた天狗の姫が、無謀にも祖母のおぎんに勝負を挑み、許嫁(いいなずけ)の於りんの実家、中屋には次々と災難がふりかかる。気が気でない若だんなは、なんと場久の手を借り夢に潜入!? 仲間の為、許嫁の為、危険に飛び込む一太郎の決意が光る、急展開の第18弾。(新潮社ウェブサイトより)

4位『要訣 百万石の留守居役(17)』上田秀人[著](講談社)

5位『Re:ゼロから始める異世界生活(27)』長月達平[著]大塚真一郎[イラスト](KADOKAWA)

6位『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ[著](新潮社)

7位『本と鍵の季節』米澤穂信[著](集英社)

8位『梅花下駄 照降町四季(3)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

9位『ののはな通信』三浦しをん[著](KADOKAWA)

10位『ゴーストハント(6) 扉を開けて』小野不由美[著](KADOKAWA)

〈文庫ランキング 6月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年7月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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