累計940万部の人気時代ファンタジー「しゃばけ」7年ぶりの外伝がベストセラー1位 レシピ集も登場[文庫ベストセラー]

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 12月7日トーハンの週刊ベストセラーが発表され、文庫第1位は『またあおう』が獲得した。
 第2位は『ノースライト』。第3位は『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3』となった。

 1位に初登場の『またあおう』は畠中恵さんによる時代ファンタジーシリーズ「しゃばけ」の外伝作品。病弱な若旦那とあやかしたちが江戸の難事件に立ち向かう「しゃばけ」は今年で20周年を迎え、累計940万部を超えた人気シリーズ。外伝は文庫オリジナルで外伝一作目の『えどさがし』(新潮社)から7年ぶりの刊行となる。また同シリーズに登場する江戸料理を紹介する『しゃばけごはん』(新潮社)も文庫で発売された。葱鮪鍋、茶巾たまご、小豆粥、茶饅頭など登場人物たちが食べた味を手軽に再現できるよう、料理家の川津幸子さんがアレンジ。再現した料理を食しながら読めば、しゃばけ世界に飛び込んだような気分になれること請け合いだ。

1位『またあおう』畠中恵[著](新潮社)

お江戸は日本橋。長崎屋の跡取り息子、若だんなこと一太郎の周りには、愉快な妖たちが沢山。そんな仲間を紹介しようとして楽しい騒動が起きる「長崎屋あれこれ」、屏風のぞきや金次らが『桃太郎』の世界に迷い込む「またあおう」、若だんなが長崎屋を継いだ後のお話で、妖退治の高僧・寛朝の形見をめぐる波乱を描く「かたみわけ」など豪華5編を収録した、文庫でしか読めない待望のシリーズ外伝。(新潮社ウェブサイトより)

2位『ノースライト』横山秀夫[著](新潮社)

北からの光線が射しこむ信濃追分のY邸。建築士・青瀬稔の最高傑作である。通じぬ電話に不審を抱き、この邸宅を訪れた青瀬は衝撃を受けた。引き渡し以降、ただの一度も住まれた形跡がないのだ。消息を絶った施主吉野の痕跡を追ううちに、日本を愛したドイツ人建築家ブルーノ・タウトの存在が浮かび上がってくる。ぶつかりあう魂。ふたつの悲劇。過去からの呼び声。横山秀夫作品史上、最も美しい謎。(新潮社ウェブサイトより)

3位『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3』燦々SUN[著](KADOKAWA)

討論会で勝利したことで一躍、クラスメート達からの称賛を浴びるアーリャ&政近ペア。沙也加の思いを背負い、二人は会長選に向け決意を新たにする!まずは目の前の期末試験に向け勉強に励む政近であったが、消し去れぬ周防家との因縁が思わぬ形で現れ、政近は体調を崩してしまって――「有希さんに頼まれたの。あなたを看病してあげて欲しいって」「……」【嘘だけど】(うぐふっ!)心配でいてもたってもいられなくなったアーリャさんが政近の自宅に押しかけてきて!?不器用で献身的な”孤高のお姫様”の介抱はニヤニヤ必至!大人気ロシアンJKとの青春ラブコメディ第3弾(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『[新版]日本国紀<上>』百田尚樹[著](幻冬舎)

5位『[新版]日本国紀<下>』百田尚樹[著](幻冬舎)

6位『そして、バトンは渡された』瀬尾まいこ[著](文藝春秋)

7位『ノーゲーム・ノーライフ11 ゲーマー兄妹たちはカップルにならなきゃ出られないそうです』榎宮祐[著](KADOKAWA)

8位『三千円の使いかた』原田ひ香[著](中央公論新社)

9位『ナイツ&マジック 11』天酒之瓢[著](主婦の友インフォス)

10位『愛なき世界(上)』三浦しをん[著](中央公論新社)

〈文庫ランキング 12月7日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2021年12月11日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

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