福原遥主演『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』重岡大毅出演『ある閉ざされた雪の山荘で』映画版も期待の原作2作がランクイン[文庫ベストセラー]

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 12月5日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』が獲得した。
 第2位は『もういちど』。第3位は『となりのナースエイド』となった。

 4位以下で注目は5位にランクインした5位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。汐見夏衛さんが投稿小説サイトで発表し、2016年に文庫化された作品。現代の女子中学生が1945年にタイムスリップ。そこで出会った男性に惹かれていくも、彼は特攻隊員だった。SNSで「とにかく泣ける」と話題となり、クチコミで広まっていた作品だが、12月8日より映画版の公開がはじまった。原作の女子中学生は女子高生の設定となり、演じるのは福原遥さん。特攻隊員を水上恒司さんが演じる。

 6位にランクインした『ある閉ざされた雪の山荘で』も来年1月より映画版の公開が予定されている。オーディションに合格し、ある山荘に集められた7人の役者。彼らはそこで「大雪に閉ざされた山荘で起こる殺人事件」という設定の芝居の練習を行うこととなる。その中で一人、また一人と役者が消えていく、果たしてこれは芝居なのか、事件なのか? 1992年に東野さんが発表し驚愕の結末が話題となった作品。映画には重岡大毅さん、間宮祥太朗さん、中条あやみ、西野七瀬さんらが出演する。

1位『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』東野圭吾[著](光文社)

故郷で父が殺害された。仕事と結婚準備を抱えたまま生家に戻った真世は、何年間も音信不通だった叔父・武史と再会する。元マジシャンの武史は警察を頼らず、自らの手で犯人を見つけるという。かつて教師だった父を殺した犯人は、教え子である真世の同級生の中にいるのか。コロナ禍に苦しむ町を舞台に、新たなヒーロー“黒い魔術師”が手品のように華麗に謎を解く長編ミステリー!(光文社ウェブサイトより)

2位『もういちど』畠中恵[著](新潮社)

“天の星の代替わり”に巻き込まれた若だんなは、なんと赤ん坊に戻ってしまった。大慌ての長崎屋の妖たち。だが、小さくなっても頭脳は同じ!赤子姿で、やんちゃな五歳の姿で、たくましい十二歳の姿で、若だんなは次々と事件を解決していく。おまけに、ずいぶんと体の調子もいいようで……。そして、もういちど成長していった先に待っていたものとは?やさしさに包まれるシリーズ第20弾。(新潮社ウェブサイトより)

3位『となりのナースエイド』知念実希人[著](KADOKAWA)

最速ドラマ化!訳ありナースエイドと天才外科医のノンストップサスペンス
新人ナースエイドの桜庭澪は、星嶺大学医学部附属病院の統合外科病棟に配属された。技術至上主義の天才外科医・竜崎大河と時にぶつかりながら、医療行為が許されない立場で患者に寄り添い、癒していく。澪がナースエイドを志したのは、半年前に起きた凄惨な事件がきっかけだった。ある日、澪の身辺に怪しい影が差し事件がまだ終わっていなかったことを知る――。どんでん返しの連続に息を呑む、ノンストップ医療サスペンス!(KADOKAWAウェブサイトより)

4位『正欲』朝井リョウ[著](新潮社)

5位『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』汐見夏衛[著](スターツ出版)

6位『ある閉ざされた雪の山荘で』東野圭吾[著](講談社)

7位『サピエンス全史 上 文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ[著]柴田裕之[訳](河出書房新社)

8位『窓ぎわのトットちゃん 新組版』黒柳徹子[著](講談社)

9位『日雇い浪人生活録(十五) 金の蠢動』上田秀人[著](角川春樹事務所)

10位『じい散歩』藤野千夜[著](双葉社)

〈文庫ランキング 12月5日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年12月9日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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