「新宿鮫」最新12巻がベストセラー1位 鮫島の敵は「これまで出てこなかったタイプの殺人者」[文芸書ベストセラー]

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 11月29日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文芸書第1位は『黒石 新宿鮫?』が獲得した。
 第2位は『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26』。第3位は『老害の人』となった。

 1位に初登場の『黒石 新宿鮫12』は大沢在昌さんの人気警察小説シリーズ「新宿鮫」の最新作。今作では新宿署の鮫島刑事が追い続ける犯罪集団「金石」で起こった内部抗争とそこで暗躍する殺人者「黒石」の物語を描く。大沢さんは光文社の特設サイトに掲載されたインタビューで、今作は《最初からアクション多めのものを書こうというふうに決めておりました》と語り、《シリーズ中これまで出てこなかったタイプの殺人者》として「黒石」を設定したと明かしている。11月9日には前作である『暗約領域 新宿鮫11』(光文社)が文庫版でも発売されている。

1位『黒石 新宿鮫XII』大沢在昌[著](光文社)

地下ネットワーク「金石」の幹部、高川が警視庁公安に保護を求めてきた。高川は、正体不明の幹部“徐福”が、謎の殺人者“黒石”を使って反発するものを排除して、「金石」の支配を企んでいると怯えていた。「金石」と闘ってきた新宿署生活安全課の刑事・鮫島は、公安の矢崎の依頼で高川と会う。その数日後に千葉県で反“徐福”の幹部と思しき、頭を潰された遺体が発見された。過去十年間の“黒石”の手口と類似した未解決殺人事件を検討した鮫島らは、知られざる大量殺人の可能性に戦慄した――。鮫島は、どこまでも不気味な殺人者“黒石”の正体を暴き、逮捕できるか!?シリーズ最高の緊迫感で一気読みの最新第十二作!(光文社ウェブサイトより抜粋)

2位『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 26』理不尽な孫の手[著](KADOKAWA)

ギースとともに姿を現したヒトガミ最後の使徒、バーディガーディ。何度でも体を再生させる事が出来る不死魔族の特性を持ち、ラプラスが作った伝説の鎧『闘神鎧』を装備する、最強の相手と対峙することになったルーデウス達一行。「……分かりました。決闘をお受けします。この場にいる全員で、お相手しましょう」避けることのできない、死力を尽くした総力戦の行方は?そして、長きにわたるヒトガミとの戦いの結末は……!?ルーデウスの物語ここに完結!!人生やり直し型転生ファンタジー、刮目の第二十六巻!(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『老害の人』内館牧子[著](講談社)

『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾!(講談社ウェブサイトより抜粋)

4位『神達に拾われた男 12』Roy[著](ホビージャパン)

5位『チンギス紀 十五 子午』北方謙三[著](集英社)

6位『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ スペシャルブック』理不尽な孫の手[著](KADOKAWA)

7位『栞と嘘の季節』米澤穂信[著](集英社)

8位『転生前のチュートリアルで異世界最強になりました。 準備し過ぎて第二の人生はイージーモードです! 3』小川悟[著](アルファポリス)

9位『月の立つ林で』青山美智子[著](ポプラ社)

10位『教誨』柚月裕子[著](小学館)

〈文芸書ランキング 11月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年12月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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