「荒唐無稽な話だからこそ小説家の筆が冴える」大泉洋、目黒蓮、有村架純出演「月の満ち欠け」原作本がベストセラー

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 11月29日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『小説 すずめの戸締まり』が獲得した。
 第2位は『母性』。第3位は『ある男』となった。

 4位以下で注目は4位にランクインした『月の満ち欠け』。2017年第157回直木賞を受賞した佐藤正午さんによるラブストーリー。ある女性の一途な思いが時と場所を超えて起こした奇跡を描く。12月2日より映画版が公開され話題となっている。映画版は大泉洋さんが主役を務め、有村架純さん、目黒蓮さん(Snow Man)、伊藤沙莉さん、田中圭さん、柴咲コウさんらが出演する。

 同作について文芸評論家の陣野俊史さんは、《荒唐無稽な話だとは思う。前世の記憶を持った人に会ったことのない、評者のような人間には、にわかに信じがたい話である。けれども、佐藤正午はそれを無茶(むちゃ)な話であると認めたうえで、この小説を書いている。そこでこそ小説家の筆が冴(さ)えるのだ。》と評している。

1位『小説 すずめの戸締まり』新海誠[著](KADOKAWA)

扉の向こうにはすべての時間があった。新海誠自らが綴る原作小説!(KADOKAWAウェブサイトより抜粋)

2位『母性』湊かなえ[著](新潮社)

女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。(新潮社ウェブサイトより)

3位『ある男』平野啓一郎[著](文藝春秋)

愛したはずの夫は、まったくの別人であった――。「マチネの終わりに」の平野啓一郎による、傑作長編。(文藝春秋ウェブサイトより抜粋)

4位『月の満ち欠け』佐藤正午[作](岩波書店)

5位『高家表裏譚6 陰戦』上田秀人[著](KADOKAWA)

6位『後宮の検屍女官4』小野はるか[著](KADOKAWA)

7位『十字架のカルテ』知念実希人[著](文藝春秋)

8位『LAST 東京駅おもてうら交番・堀北恵平』内藤了[著](KADOKAWA)

9位『ライオンのおやつ』小川糸[著](ポプラ社)

10位『希望の糸』東野圭吾[著](講談社)

〈文庫ランキング 11月29日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2022年12月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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