齊藤なぎさ「最高の作品!」 どんでん返しが「二転三転四転五転」このミス大賞受賞作『レモンと殺人鬼』が初登場[文庫ベストセラー]

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 4月18日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『クスノキの番人』が獲得した。
 第2位は『少年と犬』。第3位は『初心 鬼役 [三十三]』となった。

 4位以下で注目は9位に初登場の『レモンと殺人鬼』。第21回 『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞したくわがきあゆさんによるミステリ小説。父が殺され、母親も失踪してしまい別の親戚のもとでくらしていた姉妹。妹の妃奈が遺体で発見され、姉の美桜が動き出す。ライターの瀧井朝世さんは《二転三転四転五転の展開にねじ伏せられました》と評し、俳優の齊藤なぎささんは《どんでん返しが大好きな私にとって最高の作品でした! 最初から最後まで、物語にどんどんと引き込まれていき、そしてある一文で鳥肌が立ちました。 狂気に満ちた人間たちに翻弄されて、読み終わったあとは放心状態になります。 沢山伏線がはってあるので、何度も読み返したくなる作品です!》と感想を述べており、トリッキーなミステリがお好きな方におすすめの一冊となっている。

1位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」不当解雇の腹いせに罪を犯し、逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、命令に従うなら釈放すると提案があった。その命令とは……。(実業之日本社ウェブサイトより)

2位『少年と犬』馳星周[著](文藝春秋)

傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。人と犬の、種を超えた深いきずなを描く感涙作。(文藝春秋ウェブサイトより)

3位『初心 鬼役 [三十三]』坂岡真[著](光文社)

4位『運命を拓く』中村天風[著](講談社)

5位『お探し物は図書室まで』青山美智子[著](ポプラ社)

6位『悩め医学生 泣くな研修医5』中山祐次郎[著](幻冬舎)

7位『星に祈る おいち不思議がたり』あさのあつこ[著](PHP研究所)

8位『悪貨 武商繚乱記(二)』上田秀人[著](講談社)

9位『レモンと殺人鬼』くわがきあゆ[著](宝島社)

10位『流人道中記(上)』浅田次郎[著](中央公論新社)

〈文庫ランキング 4月18日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年4月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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