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- 今度生まれたら
- 価格:858円(税込)
5月2日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『クスノキの番人』が獲得した。
第2位は『任侠シネマ』。第3位は『少年と犬』となった。
4位以下で注目は5位にランクインした『今度生まれたら』。内館牧子さんが2020年に刊行した「高齢者」小説。「今度生まれたら、この人とは結婚しない」とつぶやく夏江は70歳。夫との生活やこれまでの人生を振り返り、自分が下してきた決断に疑問をもつ。やりなおしがきかない年齢になってようやく、やりたいことをはじめようともがき出す。『終わった人』『すぐ死ぬんだから』(いずれも講談社)と同じくシニア世代が直面する問題に光を当てた一作だ。2022年にNHKでドラマ化され、夏江を松坂慶子さん、夫を風間杜夫さんが演じた。
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- クスノキの番人
- 価格:990円(税込)
1位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)
「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」不当解雇の腹いせに罪を犯し、逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、命令に従うなら釈放すると提案があった。その命令とは……。(実業之日本社ウェブサイトより)
2位『任侠シネマ』今野敏[著](中央公論新社)
今度は、潰れかけている映画館を救え!?昔ながらのヤクザ・阿岐本組は、今日も世のため人のために奔走する!大好評シリーズ第五弾。〈解説〉野崎六助(中央公論新社ウェブサイトより)
3位『少年と犬』馳星周[著](文藝春秋)
傷つき、悩み惑う人々に寄り添う一匹の犬は、なぜかいつも南の方角に顔を向けていた。人と犬の、種を超えた深いきずなを描く感涙作。(文藝春秋ウェブサイトより)
4位『音楽は自由にする』坂本龍一[著](新潮社)
5位『今度生まれたら』内館牧子[著](講談社)
6位『お探し物は図書室まで』青山美智子[著](ポプラ社)
7位『老いとお金』群ようこ[著](KADOKAWA)
8位『怪物【映画ノベライズ】』坂元裕二[脚本]是枝裕和[監督]佐野晶[著](宝島社)
9位『流人道中記(上)』浅田次郎[著](中央公論新社)
10位『流人道中記(下)』浅田次郎[著](中央公論新社)
〈文庫ランキング 5月2日トーハン調べ〉
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