松坂桃李主演で映画化もされた「居眠り磐音」シリーズ続編「空也十番勝負」が完結 次は磐音と空也父子の「壮年若年篇」か[文庫ベストセラー]

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 5月16日トーハンの週間ベストセラーが発表され、文庫第1位は『奔れ、空也 空也十番勝負(十)』が獲得した。
 第2位は『霹靂 惣目付臨検仕る(五)』。第3位は『クスノキの番人』となった。

 1位に初登場の『奔れ、空也 空也十番勝負(十)』は佐伯泰英さんの人気時代小説シリーズ「居眠り磐音」の続編、「空也十番勝負」の最終巻。「居眠り磐音」の主人公・坂崎磐音の嫡男・空也の武者修行の旅を描いた同シリーズ。薩摩・長崎・対馬などで死闘を繰り広げてきた空也の旅もついに完結を迎える。佐伯さんは刊行に合わせて公開したメッセージ《「空也十番勝負」完結によせて》(文藝春秋特設サイトより)で、次は50代半ばとなっている磐音と21歳の空也の行く末を描きたいと語り、《どうか、引き続き磐音と空也父子の「壮年若年篇」というべき物語としばらくお付き合いください。》と綴っており読者の間ではさらなる続編への期待が膨らんでいる。「居眠り磐音」は2019年に映画化もされており、磐音を松坂桃李さんが演じた。

1位『奔れ、空也 空也十番勝負(十)』佐伯泰英[著](文藝春秋)

空也の武者修行は、これにて完結!京の袋物問屋の隠居・又兵衛と知り合った空也は、大和国室生寺にむかう一行と同道することになる。途中、柳生新陰流正木坂道場で稽古に加わる機会を得るが、次第にその有り様に違和感を抱く。一方、空也との真剣勝負を望む佐伯彦次郎が密かにその動向を探っていた。江戸のおこんや磐音、そして、姥捨の郷の霧子や眉月……、空也の帰還を待ちわびる人々の想いは通じるのか、そして、最後の勝負の行方は?(文藝春秋ウェブサイトより)

2位『霹靂 惣目付臨検仕る(五)』上田秀人[著](光文社)

幕政改革に邁進しようとする八代将軍・徳川吉宗の先兵として奔走する惣目付の水城聡四郎。「江戸城の頭脳」である奥右筆、徒目付、そして、「江戸城の監察」目付と手を入れようとしたが、逆に「陰謀」を仕掛けられてしまう。これまで通りの行いで、なぜか聡四郎に謹慎が言い渡されたのだ――。人気作家・上田秀人200冊目となる記念碑的作品。「惣目付」シリーズ、第五弾。(光文社ウェブサイトより)

3位『クスノキの番人』東野圭吾[著](実業之日本社)

「あなたにしてもらいたいこと、それはクスノキの番人です」不当解雇の腹いせに罪を犯し、逮捕された玲斗。そこへ弁護士が現れ、命令に従うなら釈放すると提案があった。その命令とは……。(実業之日本社ウェブサイトより)

4位『続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー(6)』佐島勤[著](KADOKAWA)

5位『烏百花 白百合の章』阿部智里[著](文藝春秋)

6位『帰り道 新・秋山久蔵御用控(十六)』藤井邦夫[著](文藝春秋)

7位『警視庁公安部・片野坂彰 天空の魔手』濱嘉之[著](文藝春秋)

8位『創約 とある魔術の禁書目録(8)』鎌池和馬[著](KADOKAWA)

9位『任侠シネマ』今野敏[著](中央公論新社)

10位『結ぶ菊 上絵師 律の似面絵帖』知野みさき[著](光文社)

〈文庫ランキング 5月16日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年5月20日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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