「君たちはどう生きるか」吉野源三郎の名著もベストセラーに ジブリ映画との関係は?[ノンフィクションベストセラー]

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 8月8日トーハンの週間ベストセラーが発表され、ノンフィクション・ライトエッセイ第1位は『漫画 君たちはどう生きるか』が獲得した。
 第2位は『夜は猫といっしょ 5』。第3位は『人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』となった。

 今週も1937年に吉野源三郎氏によって書かれた名著『君たちはどう生きるか』と2017年に発売されたそのマンガ版『漫画 君たちはどう生きるか』がランクイン。7月14日より宮崎駿さんが監督し、スタジオジブリが制作した同名の長編アニメーション映画が公開されている。映画「君たちはどう生きるか」は公開前も公開後も各種メディアに提供する情報を絞っており、ストーリーや原作が明かされなかったことで同書への注目が高まった。

 公開後の7月29日にBook Bangが配信した記事《マンガ版「君たちはどう生きるか」ジブリ映画の公開で再び注目を集める[ノンフィクションベストセラー]》のYahoo!ニュース版にはコメント欄が設置されており、《マンガ版や活字版の「君たちはどう生きるか」と宮崎駿監督作品の「君たちはどう生きるか」は全然関係ない。 原作ですらない。 ただ単に宮崎駿監督作品の「君たちはどう生きるか」の中でその本が映るだけだ。》とのコメントが投稿され、コメント欄のなかでは最も良い評価を集めている。

1位『漫画 君たちはどう生きるか』吉野源三郎[原作]羽賀翔一[漫画](マガジンハウス)

人間としてあるべき姿を求め続けるコペル君とおじさんの物語。出版後80年経った今も輝き続ける歴史的名著が、初のマンガ化!(マガジンハウスウェブサイトより抜粋)

2位『夜は猫といっしょ 5』キュルZ[著](KADOKAWA)

ぼくらは猫に生かされている。アニメseason2 YouTubeにて好評配信中!猫の不思議な生態を確かな筆致で描く大人気猫マンガ第5弾(KADOKAWAウェブサイトより)

3位『人がつくった川・荒川 水害からいのちを守り、暮らしを豊かにする』長谷川敦[著](旬報社)

首都圏をつらぬき、流域に約1000万人が住む荒川は、人の手でつくられた川であることを知っていますか。かつて、荒ぶる川=荒川の流れを変えることで江戸の繁栄はうみだされ、たび重なる洪水から人々を守ってきました。川の歴史と流域の暮らしの変化をていねいに追いかけながら、地球温暖化が原因とされる近年の大規模な水害をどう防ぐかまで、荒川の過去・現在・未来を旅します。(旬報社ウェブサイトより)

4位『どうせ死ぬんだから』和田秀樹[著](SBクリエイティブ)

5位『君たちはどう生きるか』吉野源三郎[著](マガジンハウス)

6位『栗山ノート2 世界一への軌跡』栗山英樹[著](光文社)

7位『ほどよく忘れて生きていく 91歳の心療内科医の心がラクになる診察室』藤井英子[著](サンマーク出版)

8位『ねえ、ぴよちゃん 9』青沼貴子[著](竹書房)

9位『VISION 夢を叶える逆算思考』三笘薫[著](双葉社)

10位『人見知りの自分を許せたら生きるのがラクになりました』わたなべぽん[著](KADOKAWA)

〈ノンフィクション・ライトエッセイランキング 8月8日トーハン調べ〉

Book Bang編集部
2023年8月12日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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