-
- 話す力 心をつかむ44のヒント
- 価格:990円(税込)
178万部のベストセラーエッセー『聞く力』(平成24年刊)のシリーズ最新作。昨年12月に発売され、初版5万部で3日後に増刷。現在8万部と好調な売れ行きを示している。
「日本人だからこその会話の妙や楽しみ方」として、相手の心をつかむ44のコミュニケーション術を伝授する。話すネタの探し方、初対面の相手や認知症の親との話し方、会話を盛り上げる心がけなど、エピソードとヒントが詰め込まれている。
同じ話を何度も繰り返すというエピソードでは、やがて古典落語のように技が磨かれる、面白く話せば何度聞いても飽きないと説く。相手が披露した話題から語句を拾い、次の話題につなげて会話を広げるテクニック「しりとり話題合戦」など、すぐに使えそうなネタも続々繰り出す。
「もっと気楽に話し、コミュニケーションを楽しもうと教えてくれます」と編集担当の東郷雄多さん。「阿川佐和子さんの語りを聞いているようで読みやすく、楽しいという反響が多い。共感しやすく、すぐ実践できるものがあるはず。私も家庭内が平和になる方法を実践しています」とも。今年元日の新聞に載った広告のコピーは〈「話す」門には福来る〉。確かに明るく、前向きな気持ちになれる一冊だ。(文春新書・990円)
三保谷浩輝
産経新聞社「産経新聞」のご案内
産経ニュースは産経デジタルが運営する産経新聞のニュースサイトです。事件、政治、経済、国際、スポーツ、エンタメなどの最新ニュースをお届けします。
関連ニュース
-
村上春樹による新作短編が「文學界」に掲載
[リリース](日本の小説・詩集)
2020/01/07 -
執行猶予が明けた清原和博氏 手記で薬物依存の怖さ、うつ病、家族への思いを語る
[ニュース](政治/自伝・伝記/常識・マナー/恋愛・結婚・離婚/倫理学・道徳)
2020/06/27 -
山田詠美が「大阪2児餓死事件」をもとに描いた小説が話題 誰が本当の『つみびと』なのか?[文芸書ベストセラー]
[ニュース](日本の小説・詩集/経済・社会小説)
2019/07/06 -
『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』刊行記念 柳井政和×海猫沢めろん「プログラムを書く、小説を書く」
[イベント/関東](ミステリー・サスペンス・ハードボイルド)
2016/08/05 -
携帯はあなたの情報を政府に知らせています スノーデンは日本にも監視システムが導入されていることを語っていた【新書ベストセラー】
[ニュース](地理/日本史/社会学)
2017/04/29